・社内のお通夜に行く時の持ち物を知りたい方
・お通夜の一通りの流れを知っておきたい方
お通夜に行く前の事前準備と用語について
まず初めにお通夜に行く前の事前準備と専門用語について説明します。
最低限知っておこう!お通夜で使われる用語一覧
お通夜:夜通し灯りを消さず、ご遺体を見守る儀式のこと
香典:故人の霊前に供える金銭のこと
袱紗:絹状のふろしきより小さい形をしたもの
焼香:仏様や故人に向けて香を焚いて拝むこと
抹香:粉末状で褐色のお香のこと
香炉:お香を焚く容器のこと
通夜振る舞い:お通夜の後で行われる故人とお別れの食事会のこと
ビジネスパーソンとしてお通夜で使われている用語は聞き慣れないものが多いですが、しっかりと覚えておくことが大切です。
お通夜に行く前に事前準備はしっかりと行おう!
事前準備として必要最低限の持ち物は忘れないようにしておきましょう。
服装と装飾品のマナーについて
服装のマナー
男女ともに葬式は喪服が一般的なマナーです。
仕事帰りのビジネスマンであれば服装はスーツ・ネクタイ・靴下・靴を黒で統一しておきましょう。
ビジネスウーマンも同様に黒のワンピースやスーツが望ましく、礼装に合わせてストッキングやパンプスなども黒に統一しておくと尚良いです。
装飾品のマナー
次に葬式で身につける装飾品について説明します。
お通夜の流れとマナー
お通夜の流れをわかりやすく4つのステップで説明します。
- 受付で香典を渡し、名前や住所の記帳を行う。
- 会場に入り着席する。僧侶が入場し読経する。(この間に焼香を行う)
- 僧侶退場と喪主からのあいさつ
- 通夜振る舞い
こちらが一般的なお通夜の流れです。
注意するポイントは3つあります。
香典金額の目安
香典の金額は故人との付き合いや年齢によって変わります。
多すぎや少なすぎはマナーとしてNGです。
目安金額は
- 会社の同僚や友人・知人→【20代】:3~5千円 【30代以上】:1~5万円
- 両親や親族(親戚)→ 【20代】:5万円 【30代以上】:5~10万円
です。
焼香の手順
一般的な焼香の手順を簡単に8つのステップで紹介します。
- 前の順番の人が着席したら立ち上がり祭壇まで進み、僧侶と遺族に一礼する
- 焼香台の一歩手前で立ち止まり遺影に深く一礼する
- 焼香台の抹香を右手親指・人差し指・中指の3本でつまむ
- 抹香をつまんだ右手を額の近くまで持っていく
- 香炉の中へゆっくりと落とし、数珠を手にかけて合掌する
- 遺影に向かって深く一礼する
- 遺影に背を向けずに1〜2歩焼香台から下がる。
- 一族に一礼し、席に戻る
注意点として
浄土真宗では手順の4番目を飛ばしてご焼香を行なってください。
通夜振る舞い
通夜振る舞いは僧侶の退場後、喪主の挨拶と共に連絡されます。たとえ連絡されなくても遺族から参加を請われた場合は参加するようにしましょう。
通夜振る舞いは「お箸をつけることが供養」とされているため参加者は一口でもいただくのがマナーです。
また、通夜振る舞いの時間は1時間程度です。遺族や故人と親しい間柄の場合以外はあまり長居はせず30分程度で退席しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。お通夜の一通りの手順とマナーについて説明しました。お通夜の一通りの流れとマナーをあらかじめ知っておくことで焦ったり恥をかいたりすることがなくなると思います。
稀にビジネスパーソンとして職場でお通夜に出席をすることもありますよね。その時にこの記事を読み返してお通夜に行く前に忘れ物がないかチェックしたり、服装や装飾品でビジネスマナー違反をしていないかを確認することが大切です。人は忘れる生き物ですから一度記事を読んでも数年後には忘れてしまっていると思います・・・(^◇^;)
この記事を読んでお通夜の手順とマナーを学んでいただけたら嬉しいです。