「仕事についていけないのは適性がないのかな・・・。」
「自分の能力不足で仕事についていけないのかな・・・。」
難しい仕事が目の前に立ちはだかるとこう悩んでしまう方も多いですよね。
僕も思わず仕事のレベルが高すぎると感じた時は自分の能力不足なのか会社の教育体制がダメなのか悩んでいました。
・仕事についていけない11の原因
・仕事をこなしていくための6つの解決策
・仕事についていけない方に僕から伝えたいこと
この記事を読むと仕事についていけない人が仕事をこなせる人になるための解決策がわかります。
というのも僕が仕事についていけない時は「仕事が向いていないから辞めようかな・・・。」「仕事のレベルが高すぎるなこれは・・・」と悩むことが多かったからです。
今では少しずつ職場の先輩方や上司から色々な助言をもらって一歩ずつ仕事についていくことができてきました。「仕事についていけない方へ伝えたいこと」も是非一緒に読んでいただきたいです。
仕事についていけない原因11選

仕事の能力不足
【仕事の能力不足になりやすい人】
・未経験の職種に就職した人
・会社内で部署移動をした人
・管理職(マネージャー)になった人
・新しいプロジェクトチーム担当の人
・転職後の人
仕事の能力不足になる可能性高い人についてまとめました。
新しい職種や仕事内容に携わる時は陥りやすいので気をつけておきましょう。
また、仕事についていけない理由として自分の能力不足の可能性があります。
なぜなら能力不足は経験や勉強不足が大きく関係しているからです。
仕事の知識を深める方法はプライベートで資格を取得したり、参考書を購入したり色々と創意工夫ができますよね。ある程度補うことができます。
逆に、僕の場合は「実務の経験」が原因で仕事の能力不足になっているのはある程度経験年数も必要だと感じました。
例えば、一般的に言われる”職人さん”っていらっしゃいますよね。どの分野でもそうですがその道一筋30年とかよく聞きます。
これはすごく長い期間しっかりと経験を積んできたからできる技術ですよね。それを入社して1〜3年の若手社員ができたら職人さんって存在が要らなくなります。
30代だから年齢的に仕事についていけない
「年齢が30代だから仕事についていけない・・・・」
と感じている方も中にはいらっしゃると思います。
確かに老化により物覚えが悪くなることはありますが少し言い訳にも聞こえてきますよね。
僕の会社では再雇用制度で働いている外注先の62歳の技術職のおじさんがいます。
62歳のおじさんが仕事でわからないことがあると僕に「わからんから教えてー」と質問をしてくれます。そしてすぐにメモを取り出して忘れないように書いていました。
62歳という年齢なのに向上心があり、なおかつ一切年齢のせいにせず素直に仕事内容を覚えようとする姿勢が輝いていました。
僕も30歳にさしかかろうとしていますが「30代だから仕事についていけない」と考えるのはやめて、「まだ30歳だから全然仕事を覚えられる!」とポジティブに考えていこうと思いました^^
考え方1つで仕事についていける可能性が上がります。
どんな仕事でも「よしやるぞ!」と思って仕事をするのと「面倒だな〜」と思って仕事をするのでは覚えるスピードも変わってきますよね。
周りの仕事のレベルが高い
周りの仕事のレベルが高いとより一層仕事についていけていないと感じることがあります。
僕も今の会社で上司と会議をすることがありますが、専門用語や考え方がたくさん出てきてもうパニックになってしまいます・・・。
仕事のレベルが高くて話がどんどん先に進んでいくので取り残されている感じが半端ないです。
周りの仕事レベルが高い場合の対処方法は他の人のやり方を観察したり、自分のペースで計画を立ててレベルを上げていくことが大切です。
自分の仕事量が多すぎて間に合わない
自分が担当している仕事量が多すぎて仕事についていけないのは仕事に振り回されている状態です。
仕事は限られた時間内で行うものです。限度時間内で無理にやり遂げようとするのは当然間に合わないですよね。
「仕事量の多さ」については上司からの要求が多かったり、上司と部下と自分との仕事量のバランスが悪い可能性が高いです。
さらに、お客様によって時間が左右される場合は特に改善が難しいところです。
仕事のミスが多い
「仕事についていけない原因」と「仕事のミスが多い」のとは無関係のように思えます。
ですが仕事のミスをすることで余計な時間を使うことが増えますよね。
例えば接客業でお客様に提供したビールをこぼしてしまったら
お客様に謝る時間、こぼしたビールを拭く時間、商品を作り直す時間、店舗責任者に連絡する時間・・・など。
こう考えると仕事のミスで使う時間はとても多いです。
この仕事のミスで他の仕事がさらに後倒しになり、結果仕事についていけないという事態を招いてしまいます。
仕事のレベルが高すぎる(自分に合っていない)
自分の持っている知識や能力と仕事のレベルが違いすぎると仕事についていけなくなります。
例えば、中華料理の餃子を作る例をあげてみます。
・中華料理の餃子を3年前に習い始めて作ったAさん
・料理学校を卒業してからずっと中華料理の餃子を作った経験が15年のBさん
少し極端な例かもしれませんが、この場合だと調理学校を卒業してから餃子を作り続けているBさんの方が経験が豊富で素早く餃子を作ったり綺麗に作ったりするコツを知っている場合が多いです。
中華料理の餃子を習い始めて3年のAさんは餃子を作るスピードやコツはある程度知っていると思います。
この2人がお客様50人に餃子を30分で提供すると考えると、その差はすごい大きなものになります。Bさんにはできる仕事でもレベルが違いすぎるのでAさんにはできない仕事になる場合がでてきます。
仕事の流れを理解していない
仕事の大きな流れを理解していないと仕事についていけないことがあります。
例えば、自分が営業部で仕事をしているとしましょう。同じ社内の総務部・経理部の仕事の大枠を知っていないと相談や提案もできないですよね。
飲食店などにおいても自分の仕事が接客担当であれば別の部署の仕事は厨房で料理を作る人の仕事の内容などが該当します。
仕事の流れを理解するためには自分が行っている仕事の前後や他の部署の仕事内容を知ることです。
自分が行っている仕事の前後とは抽象的なので具体的に言うと
例えば自分が任されている仕事によってその後どうなるのか。自分が任されている仕事をする前はどんな仕事をしているのか。ということです。
仕事のおおきな流れを理解していると時間効率も考えられるので仕事についていけないといった仕事に追われることを極力少なくすることができますし、仕事理解の”幅”が広がります。
わからない仕事を放置している
わからない仕事を放置するのはかなり危険です。
新卒入社の方ならどんどん質問したりできますが、年々勤務経験が重なり先輩になっていくと
・「この先輩はこんなこともわからないのか」
・「いやいや、もう働いて5年も経つのに」
と思われてしまいます。
その場しのぎはできますが大きく勤務年数を重ねていくにつれてわからない仕事を方していたら後でかならず自分が後悔します。
その結果、仕事についていけなくなって
「あぁー・・・あの時しっかり解決しておけばよかったなぁ・・・」
となりますのでわからない仕事は放置しないでおきましょう。
仕事の適性がない
仕事の適性があるかないかの判断は難しいところです。
新卒3ヶ月目の新入社員が仕事についていけないと感じて仕事の適性がないんじゃないか・・・と考えるのは少し早いです。
それに対して
5年〜同じ職種で勤務しいていて仕事についていけない・・・
というのは少し仕事の適性がない可能性も出てきます。
仕事の適性の有無に関して判断するポイントは
「自分自身がスムーズに仕事をこなせている割合は今までの期間を通じて全体のどれくらいなのか」
ということを頭に入れておくと1つの参考になりそうです。
時間が解決してくれると思っている
・「仕事を続けていたら時間が解決してできるようになるだろう」
・「仕事を続けるうちに徐々に慣れてくるだろう」
こう思っていると意外な落とし穴に落ちてしまいます。
確かに、経験したことがない人が経験を何年も積み重ねることで仕事についていけるようになることは一理あります。
ですが、以下の場合を続けていると「仕事についていけない自分のまま」になってしまう可能性があります。
それは、「仕事をしていく上で自分なりに工夫をせずただ仕事をやっているだけの状態」です。
自分で工夫しないと仕事についていくための”発見”や”コツ”なども当然見つかりません。
落とし穴に落ちないためにも自分で考えて仕事についていく取り組みは行う必要がありますね。
会社の教育体制が整っていない
今までは自分に少なくとも理由があって仕事についていけない原因をまとめてきました。
ですが、会社の教育体制が整っていない可能性も十分にあります。
これは会社や指導者によっても個人差が出てくるところです。
僕がよく言われたのは「仕事は見て覚えろ!盗め!」です。
いやいやいやいや・・・・。 技術やテクニックをすぐ盗めたら苦労しないですよね・・・。
自分でやってみてどんな感じかを経験する必要あるよなぁ・・・って思いました。
現在ではOJT教育(on the job training:実際に仕事を行って教える教育方法)が主流になってきていますが会社側の指導者の教え方によっては仕事についていけない原因の1つになってしまいます。
仕事についていけないときの6つの解決策

仕事レベルを調整する
周りの仕事レベルや自分が任された仕事のレベルが高すぎた場合は仕事のレベルを調整する必要があります。
仕事についていけないのにそのまま続けていてもどんどんついていけなくなってしまいます。
仕事レベルを調整するためにはまずは上司に相談することです。
自分の行っている仕事内容や力量を伝え、新しい仕事のレベルが高すぎて手に負えないということを伝えましょう。
自分と仕事とのレベルを調整してもらうことで仕事が今よりもスムーズに行えます。
この時、「自分がやりたくない仕事だから」と言う理由だけではただのワガママになってしまいますのでその点注意しておきましょう。
自分の能力不足を解消する
自分の能力不足を解消するためには”勉強”と”経験”の2つの側面からアプローチしていくことが大切です。
勉強に関しては基本的にはインプットがメインになります。
専門書を書店や図書館で探して読んでみたり、知識を深めるために資格の取得にチャレンジしてみたり。職場で詳しい人に聞いてみるのもいい勉強方法ですね^^
また、経験については勤務時間や期間も大きく関わってきますが、できるだけ短期間で密度の濃い経験を積むためにはどうしたらいいのだろう?ということを常に自問自答し続けることで自分に合った効率の良い仕事経験を積むことができます。
この2つを掛け合わせると自分の能力不足を大きく解消することができます。
僕の場合は「仕事についていけない・・・」と悩んでた時に比べて
「あれ?少し時間に余裕が出てきた」と感じることが出てきました^^
仕事量を減らす
仕事の”量”そのものが多すぎる場合は仕事に追われまくります。
「絶対間に合わない」という絶望感を感じますし、そもそも時間が限られているのに仕事量が多すぎると仕事量の配分がおかしい可能性が高いです。
そんな時には自分の仕事量を減らしましょう。
仕事量を減らし方は3つあります。
①上司に相談する
②部下や同僚、協力してくれる人にお願いする
③仕事の必要性について考える
それぞれ個別に見ていきましょう。
①仕事量が多く、業務が時間内に終わらないことを上司に相談することで他に手伝ってくれる人を手配してくれたり、時間を確保してもらえたりすることがあります。
②部下や同僚など協力してくれる人にお願いするのも1つの方法です。上司に相談するよりも少しハードルが低いので自分の仕事を減らすことができますよね。
③仕事の必要性を考える=本当にこの仕事は必要なんだろうか? と疑問に思うことです。
意外と仕事の無駄は多かったりしますので疑問に思ったらその仕事をやる必要性がない理由も一緒に考えて上司に相談したりすることで仕事量を減らせます。
仕事がわからない時は質問する
仕事がついていけない原因ではわからない仕事を放置するのは危険だということをお伝えしてきました。
ではわからない仕事はどうすればいいのか。その答えはその場で質問することです。
会議中や教育中でも全然OKです。自分が理解できなかったと思ったことはその場で積極的に質問しましょう。
その場でわからないことを理解したつもりでいると後々自分が後悔することにつながります。
ただ、いつでもどこでも質問してもOKかと言われたらそうではありません。
相手が忙しくないかどうか。予定が入っていないかどうか。他の人と優先的な仕事の話をしていないかどうか。などその場その場で相手を気遣うことを忘れずに質問することが大切です。
自分ができる仕事を考える
「仕事についていけない!!何もできない!」っと思った時にボーッとしていませんか?
それはダメです。
周囲の印象も当然悪くなりますし、勤務時間中なので自分ができる仕事を考えるのも1つの大切な選択肢です。
難しい仕事ができない人ができない人なりに自分のできる仕事を精一杯頑張って手伝っている姿は周囲の印象も良くします。
「仕事ができないなりに頑張ってるなー。」と思ってもらえます。
コミュニケーションをとる
仕事でコミュニケーションをとることは仕事についていけないのとは一見無関係かと思われますがそうではありません。
仕事でコミュニケーションをとっていると自分が困っている時に助けてくれることが大幅に増えるから仕事がやりやすくなります。
例えば自分が職場の部下だった場合、普段からコミュニケーションをとっていて相談しやすい上司と普段からあまりコミュニケーションをとらずにちょっと話しかけにくいなぁと思う上司とでは仕事のやりやすさが違いますよね。
仕事についていけないことも相談しやすくなり、また関係性が深くなります。
これは上司の視点からも同じ事がいえます。「よく話しかけてコミュニケーションをとってくれているな」という感じから可愛がってくれることも増えていきます。
仕事についていけない人に伝えたい5つのこと

僕は仕事についていけないと感じた時に悔しさや挫折など考え事が多くなってしまった経験があります。
同じ経験をされている方に向けて伝えたい5つのことをまとめました。
共感できる人がいるだけで気持ちが少し軽くなると思うので是非読んでいただきたいです。
投げやりにならないようにしよう
仕事についていけないと日々感じていると
「もうついていけないからいいや・・・諦めよう」
と投げやりになってしまうことがあります。
仕事についていけないから投げやりになってしまうと
自分自身の成長がストップしてしまいます。
諦めないで仕事にくらいつく気持ちで頑張ることでできた時に明るい未来が待っています。
たまには息抜きしてね
仕事を必死に覚えてついていくことはとても良いことです。
ですが必死すぎて周りが見えなかったり疲れすぎて空回りしてしまうことがあります。
そんなときには自分なりの”息抜き”をしてくださいね。
仕事に対して精神力を使って必死に頑張っていると思うので
休みの日は・・・おもいっきり食べる!遊ぶ!寝る!友達に愚痴る!!
1週間に1回は自分の息抜きになることを取り入れて身体への負担を減らしてあげてくださいね^^
仕事で他の楽しみを見つけよう
仕事で他の楽しみを見つけることで仕事についていけないことばかりで嫌なことも軽減されます。
他の仕事で楽しみを見つけるとモチベーションがあがります。自分の得意な仕事、やりたい仕事、達成感のある仕事など。
僕は楽しい仕事から自信をもつことで「ついていけない仕事も頑張ってみよう」という気持ちになる日がありました。
そこでついていけない仕事に対してもどん底からではなく少し高い意気込みから取り組む事ができました。
気分が落ち込んだ時は相談すること
仕事についていけずに落ち込んだら素直に周囲の人や仕事関係の人に相談しましょう。
友達などからは励ましの言葉をもらえたりしますし仕事関係の人からは何かアドバイスをもらえるかもしれません。
落ち込んでいたところに一言声をかけてもらえ、食事に行って気分が晴れることもあります。
自分が思ってる以上に周りの人は暖かいのでプライドや見栄を張らずに相談してみると気持ちが軽くなりますよ^^
仕事を辞めるかは見直す必要あり
「もう仕事についていけなさすぎて無理!この先もずっと頑張っていける自信ないし。自分にも向いてないしもう辞めてやる!」と思ったあなた。ちょっと待ってください。
本当にその仕事を辞めるかは自分としっかりと相談してください。
僕の個人的な意見として「仕事についていけない理由1つ」で今の職場を退職するのは非常に勿体ないと思います。
経験年数や向き不向きなどもあるかもしれませんが、仕事や職場環境なども自分が感じている会社全体のイメージや実態を視野に入れて考え直すことがとても大切です。
まとめ
「仕事についていけない」と感じた時の11の原因と6つの解決方法、僕から伝えたい5つのことについてまとめてきました。いかがでしたか?
仕事についていけない様々な原因やい解決方法をみてきましたが本記事全体を通して大切なことは
仕事についていけない時の原因を知って解決策を順番に行なっていくこと
です。
僕がご紹介した解決策を通じて今よりもっと仕事についていける人になってもらえると幸いです^^
