「今の会社は信用できないから今後の対処法が知りたい・・・。」
「会社の上司が信用できないからどうにかしたい・・・。」
仕事をしていてこんな思いをした経験はありませんか?
こんにちは。たぬきちです。
今の会社や上司の対応が信用できずにどうしたらいいのか分からなくなってしまう経験あってありますよね。
僕も同じ経験をしたことがあります。会社の労働時間が毎日ほぼ12時間なのに対して残業手当が30分しかついていないという事態。みなし残業制度を導入していれば違法でもないのですがタイムカードもありませんでした。
この記事を読むと信用できない会社や上司の特徴や原因を知り、今後取るべき行動と対策方法について学ぶことができます。1人でも多くの方が「信用できない会社や上司」に柔軟に対応できるようになれれば嬉しいです。
信用できない会社の特徴5選
会社から給与が支払われない
会社から給与が支払われないのは典型的な信用できない会社の特徴です。
というのも労働基準法24条において
賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。ただし、法令若しくは労 働協約に別段の定めがある場合又は命令で定める賃金について確実な支払の方法で命令で定める ものによる場合においては、通貨以外のもので支払い、また、法令に別段の定めがある場合又は 当該事業の労働者の過半数で組織する労働組合があるときはその労働組合、労働者の過半数で組 織する労働組合がないときは労働者の過半数を代表する者との書面による協定がある場合におい ては、賃金の一部を控除して支払うことができる。 2 賃金は、毎月1回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない。ただし、臨時に支払 われる賃金、賞与その他これに準ずるもので命令で定める賃金(第89条第1項において「臨時の 賃金等」という。)については、この限りでない。
出典:http://www.koukirou.or.jp/users/webmaster/shiryo/kijunhou.PDF
と記載されています。
法律で定められている労働基準法も守れない会社はとてもじゃないですが信用できませんよね。
「経営者は労働基準法に詳しそう。」と感じることもありますが、意外とそうでもありません。労働した分の対価として給与が支払わるのは当たり前のことなのでしっかり確認しておきましょう。
もしも未払いがある場合は労働基準監督署や弁護士に相談してみることが大切です。
給与が低すぎる
会社から給与が支払われないのに対比して、支払われる給与が低すぎる場合があります。
でも自社の給与が低すぎるかどうかを判断するのは難しいですよね。
そこで参考になるのが最低賃金表です。
厚生労働省が発表しており、1時間当たりの支払い給与額が最低賃金法より少ない場合は会社を信用しないほうがいいと言えます。
ただし、最低賃金法はあくまでも時間当たりの労働の場合であり、雇用形態や賃金形態により実労働より下回る場合もあるということです。
パートタイム労働者の例を参考に考えてみましょう。
例)
○○県の最低賃金=960円と仮定します。
パートタイム労働者Aさんは3ヶ月の試用期間を経て1年間働いています。
会社の規定により試用期間3ヶ月=時給940円という場合
Aさんは試用期間3ヶ月940円の時給で働きます。
4ヶ月目〜も940円で働いていた場合は労働基準法違反です。
4ヶ月目以降は最低賃金法に記載されているの960円だからです。
このようにパートタイム労働者でも最低賃金法の規定は適用されます。また、試用期間に関しては最低賃金の20パーセントまで減額できることを把握しておきましょう。
ボーナスが出ない、給与が上がらない
「え?ボーナスって会社から支給義務がないですよね?だったら会社が信用できないのと関係ありませんよね?」
そうです。
当然会社からボーナスの支給や給与ベースを上げる義務はありません。
そこで
少し見方を変えて考えてみましょう。
ボーナスが出なかったり給与があがらないのはどうしてなのでしょうか。
以下の理由があてはまっていないか確認してみてください。
・会社の業績悪化
・会社の利益独占
・社員の頑張りに還元しない会社
・社内評価制度が曖昧
労働者として仕事を頑張った分だけボーナスを還元して欲しいですし、社内の評価制度が曖昧だと「この会社信用できないな・・・大丈夫かな?」と不安になってしまいますよね。
ボーナスが出なかったり給与が上がらない原因が実は会社の信用をなくす原因である可能性もあるのです。
求人内容と仕事がかけ離れている
求人情報には月給26万円!週休二日制!福利厚生充実!など企業は求人内容に良いことばかり書きます。
求人内容に目を向けすぎて実際の仕事内容はとてつもない重労働だったり、残業手当が支払われなかったり・・・。
僕の以前の会社の場合は「残業手当支給」と求人には書かれていましたが1日11時間はサービス残業という結果になりました。
このように企業側とのギャップが生まれる可能性が高いです。
ですので安易に良いことばかりを書いている求人には飛び付かずに他の企業と比較して応募することが大切です。
会社の事業内容が怪しい
「月収50万円で1日5日労働で誰でもできる」
そんな求人を友人から誘われたらどうしますか?
当然怪しいですよね。
会社の事業内容がわからずに契約書にサインをしてしまうと
取り返しのつかない事態が起こってしまいます。
求人条件が良すぎで社長や代表取締役が仕事内容について聞いた時に曖昧に答えたりすると
以下のような会社の事業内容でないか注意しておきましょう。
・詐欺商材の販売会社
・風俗や性産業に関わっている会社
・暴力組合団などの反社会的勢力とつながりのある会社
手を出すとかなりヤバイですよね・・・。知らなかったでは済まされないので気を付けましょう。
信用できない上司の特徴4選

上司が信用できないと会社全体も大丈夫かな?という不信感が募ります。
そこで信用できない上司の特徴をまとめました。
仕事で無理難題を言われる
膨大な量の仕事を押し付けられたり、自分の能力に見合っていない仕事をさせられることがあります。
突然の転勤や予告なしの給与カット、なども含まれます。
仕事の立場上、無理難題を言われると断れませんよね。
「はい。わかりました。」など
常にYESマンだと上司の無理難題も次第にエスカレートします。
無理難題の仕事を何度も頼む上司を信用できますか?
上司の立場上、難易度の高い仕事を任せることもありますがあまりに無理難題が多い場合は疑いの心を持ちましょう。
上司が責任を負わない
・新入社員が仕事で大きなミスをした
・新入社員が新しい仕事にチャレンジして失敗した
・新入社員が誤って会社の備品を壊してしまった
新入社員だとミスをすることも多いですし、大きな失敗をすることもあるでしょう。上司が責任を負うことは会社として当たり前ですよね。
そんな上司が責任を負わずに、新入社員のせいにばかりする人だったら・・・。
仕事にもどんどんチャレンジできないですし、引っ込み思案になってしまいますよね。
何をやっても自分のせいになる・・・。人間不信に陥りそうです。
自分のミスをしっかりとカバーしてくれる上司は信頼できる頼り甲斐のありますから
信用できる上司の1つの指標として知っておいてくださいね。
仕事ができない上司が社内にいる場合は下記記事も参考にどうぞ。
https://tanukichiblog.com/business-useful-inept-boss-subordinate/
上司の態度がカメレオン
上司の態度がカメレオンのようにコロコロ変わる人だったらどうでしょうか?
全く信用できませんし、どの態度が本心なのかも見抜きずらくなります。
カメレオン上司の態度によくある特徴は3つあります。
・部下にはよく叱ったり激怒したりする
・上司や客先の方にはペコペコする
・上下関係に関わらず直接意見を「言いやすい人」と「言いにくい人」を完全に区別している。
逆に、誰に対しても平等な対応をしてくれる上司は信頼できる上司である可能性が高くなります。
会社の組織上仕方がない部分もありますが対応が明らかにひどい場合は信用できない上司として考えておくのも1つでしょう。
カメレオン上司に腹が立った時は下記の記事も参考にどうぞ。

言っていることがコロコロ変わる上司
上司の中にはその日に言っていることと3日後に言っていることが違う場合があります。
仕事の内容によって緊急性が高い時などやむを得ない場合を除いて言っていることがコロコロ変わる場合は注意が必要です。
また、「あれ、そんなこと言ったっけ?」ととぼける場合です。
人間誰もが忘れやすい生き物なので本当の場合は仕方がありませんが
あまりに多用する場合は信用できない上司だと言えますね。
会社で誰も信用できない8つの原因

会社で誰も信用できない8つの原因をまとめました。
・新入社員の教育をせず、放置プレイ
・新入社員に対しての態度が冷たい
・責任を押し付けてくる人が多い
・社員同士の仲が悪い
・パワハラやセクハラが多い
・社員が自分に対して嘘をついたり言い訳する
・社内で悪口の言い合いが激しい
・人を押しのけて昇進しようとする(非協力的)
職場環境が悪く、誰も信用できないと感じますよね。
職場環境がよく、風通しの良い会社では数人でも信用できる人はいるはずです。
誰も信用できない時には職場環境が本当に大丈夫なのか?ということを念頭に考える必要があります。
会社が信用できないと思った時にとるべき5つの対策法

自分を変える
会社が信用できないと自分では感じているけれども自分が会社側に信用されていない可能性があります。
「今年入った新入社員だし態度が生意気だから信用できないわ」と上司や先輩に思われていればどうでしょうか?
自分を少し見直してみようと思いますよね。
一度立ち止まって自分が会社側に信用できないような行動や言動をしていないか見直してみることが大切です。
例えば下記のようなことしていませんか?


自分から行動を起こす
自分を変えても会社が信用できない場合には自分から職場環境を改善する方向にシフトしていきましょう。
といっても・・・なかなか自分一人では改善することが難しいのも事実です。
そこで自分と同じ境遇に置かれている仲間を増やすことです。
会社のことが信用できないと感じている人を同僚や先輩など身の周りから増やしていくことで会社側にも意見を申し立てしやすくなります。
また、部署異動を検討してみても良いです。
同じ部署内に信用できない人がいないのであれば別の部署に異動願いを提出してみましょう。
仕事は生活のためだと割り切る
仕事は生活のためだと割り切って働く方法もアリです。
しかし、会社に信用できる人がいないと次のようなデメリットも生じます。
・精神的に参ってしまう
・仕事がスムーズに行えない
・責任を押し付けられる
・余計な仕事を増やされる
自分の身体を壊してしまうと今後働けなくなりますし生活に支障が出てしまいます。
今の年齢から転職活動が難しいと感じた場合などやむを得ない場合の対処法を言えるでしょう。
信用できる人を作る
会社が信用できないのであれば社内で信用できる人をつくることは難しいですよね。
身近な人で信用できる人を探してみましょう。
信用できる人を作るための5つのポイントをご紹介します。
・約束をしっかり守ってくれる人
・自分の悪口を言わない人
・客観的に物事を捉えられる人
・これからも長い付き合いができる人
・困った自分を助けてくれる人
信用できる人をつくるために以上の5つのポイントを参考にしてみてください。
くれぐれも・・・表面だけ猫をかぶる人には注意しておいてくださいね。
信用できる人が1人でもできれば、相談にのってもらえる機会も増えるので会社に行くのが辛くなくなったりメンタルが強くなったりメリットも大きいです。
転職を考える
自分を変えても、自分から行動を起こしてもどうしてもダメ・・・。
どうしようもない時は転職を考えることも視野に入れましょう。
人生の中で1日に約8時間という大部分を占める仕事を信用できない会社で延々と続けるのは時間が勿体ないですよね。
うつ病になってしまう危険や仕事効率も下がってしまいますし自分が成長できない環境になることが問題です。
今の環境を変えられるのは自分しか居ません。
最終手段として転職を考えてみるのも大切です。
まとめ
いかがでしたか?
・信用できない会社の5つの特徴
・信用できない上司の4つの特徴
・会社で誰も信用できない8つの原因
・会社が信用できないと思った時の5つの対策方法
についてまとめてきました。
会社が信用できなかったり信頼できる人が職場に居ないというのはとても辛いものです。
5つの対策方法を元に自分自身がどのような行動をしていくのか最適化ということを一度見つめ直していきましょう。


