契約社員として企業に雇用してもらったけれどなかなか正社員になることができない。
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
契約社員のままの雇用状態が続くといつクビになってもおかしくない状況なので不安になる方も多いと思います。
当記事では契約社員から正社員になるオファーを3回いただき、正社員として働いている僕が経験談を含め正社員になれない原因と正社員として雇用してもらうためのポイントについて解説していきます。
・契約社員から正社員になれない3つの原因
・契約社員は使い捨て!?知っておくべき企業の実態
・契約社員から短期間で正社員になるための3ステップ
・なかなか正社員になれないなら辞めるべき?
正社員として雇用されると生活の不安が一気に解消されます。原因を深掘りして出来るだけ早い正社員登用を目指しましょう
目次
契約社員から正社員になれない3つの原因
契約社員から正社員になれないのはどうしてでしょうか。主に下記3つの原因が考えられます
・仕事評価
・ポジショニングが悪い
・経営状況などの会社都合
順番にみていきましょう。
仕事評価
契約社員から正社員になれない原因の1つは企業側から仕事の評価がされていないからです。
仕事はいくら自分ができている。こなしている。頑張っている。と思っていても
上司や企業側の方に評価されていなければ意味がありません。
自分が会社を経営している立場で考えてみるとイメージがしやすいでしょう。
あなたが経営者であれば「正社員として働いて欲しい!」と感じる人材は
「仕事ができる人」「他人よりも優れた知識や経験がある人」ではないでしょうか。
企業側から仕事の評価をされていないのは正社員になれない大きな原因の1つであることを
ポジショニングが悪い
契約社員から正社員になれない原因の2つ目はポジショニングが悪いということです。
ポジショニングと一言で言っても様々です。
例えば仕事におけるポジショニングです。
「あなたにしか出来ない仕事」が存在したり
「あなたが休まれると困る」と企業側が困ってしまう場合、企業にとっても貴重な存在です。
しかし、あなたが休んでも特に支障がないと企業側が感じる場合は正社員になることは難しいでしょう。
契約社員よりも正社員は企業側にとって大きなコストがかかります。
それ故に企業側は仕事のポジショニングを重要視しています。
経営状況などの会社都合
契約社員から正社員なれず仕方のない場合の原因が会社都合です。
経営状況が悪い中で契約社員を正社員にするのは当然ですが会社側にとっても負担が増大します。
経営状況の場合は仕方がないので辛抱強く自身の仕事を真面目に行い、社内での評価アップにつなげることが大切です。
契約社員は使い捨て!?知っておくべき企業の実態
そもそも契約社員を企業が雇う理由はどうしてでしょうか?
企業にとって必要な人材、育成したい人材だと考えていれば正社員として採用するはずですよね。
例えば会社の経営が傾き、雇用の保障が難しくなった。
当然派遣社員や契約社員から解雇される可能性が高いです。
つまり契約社員はいつでも契約が解除できるよう会社側の都合に合わせて融通が効くようになっているのです。
契約社員の解雇について少し怖い内容を説明しました。
しかし、逆に考えれば企業として必要な人材だと認められる場合は正社員として採用される場合も少なくありません。
契約社員から短期間で正社員になるため3ステップ
僕自身の経験から契約社員から正社員になるためのポイントについて3ステップで順番にご紹介します。
ステップ1:上司のお気に入り追加
契約社員として企業に雇用されると当然正社員とは違った対応や仕事量を任されることが多いでしょう。
そこでまず初めに行っておきたいのが上司に気に入られることです。
契約社員として働きはじめから好印象を与え(元気、明るい、仕事がテキパキ)、
日頃のコミュニケーションから上司との会話に耳を傾け上司がどんな話をしている時に機嫌がいいのか。上司がどんな性格なのかを分析します。
・趣味のゴルフや野球の話をしている時に機嫌がよさそうだ。
・仕事でわからないことを質問しないとやる気がないとみなされる性格だ。
などを分析してまずは上司に気に入ってもらえることが大切です。
ステップ2:他者評価の最大化
上司に気に入ってもらえれば次は上司だけでなく周りの人からの評価をアップさせましょう。
直接的に会話をすることが多い上司以外でも会社で関わる人は多いはずです。
周りの人からの好感度をアップしておくことは上司の評価だけでなく自分自身の評価の敷居がアップするので会社側としても欲しい人材だと思ってもらえます。
また、他者評価の最大化は人間関係だけに留まらず、仕事においても効果を発揮します。
仕事を丁寧にこなす。スピードが速い。真面目にやっている。
たったこれだけでも積み重ねることで周囲の人には頑張っていると思ってもらえるようになります。
ステップ3:頼れる上司を使う
目的は契約社員から正社員になることですよね。
契約社員から正社員になるために上司や周囲の人との人間関係、仕事の出来についてはステップ1と2でお伝えしてきました。
勤務期間も長ければ長いほど信頼関係は厚くなります。
そして契約社員から正社員になる時には自発的に上司に熱意を伝えること。
が大きなポイントです。
上司に気に入られており、仕事もこなせている人材だと判断してもらえれば上司側としても正社員として今後一緒に働きたいと思ってくれるはずです。
契約社員から正社員になるには当然ですが会社全体の判断になります。
なので契約社員である自分よりもより会社の方との信頼が厚い上司を使って熱意を全力で伝えていきましょう。
なかなか正社員になれないなら辞めるべき?
では長期間契約社員として働いていて正社員になれず悩んでいる方は仕事を辞めるべきなのでしょうか。
ズバリ「自分が今後どのように働いていきたいか」がポイントとなります。
そもそもあなたが契約社員から正社員になろうと考えているのはどうしてでしょうか。
主な理由は雇用の安定や給与面などの待遇ではありませんか?
もし、あなたが今後正社員として雇用の安定を今すぐにでも求めるのであれば現在の契約社員は辞める方が良いでしょう。
その理由として長期間、契約社員として勤務しているにもかかわらず雇用の安定が不安定だからです。
ゴールの見えないマラソンを走っているようでとても不安になってしまいますよね。
逆に年齢も年齢で転職をすることが難しく、今まで契約社員として働いている期間培った経験や技術、知識を今後も活かして仕事をしていきたい場合は契約社員として働く方が良いでしょう。
正社員へ雇用だけでなく雇用以外の面で自分の働き方について考えることが大切です。
まとめ:契約社員から正社員になるのは難しい
契約社員から正社員になれない原因や正社員として雇用されるための3ステップ、企業側の視点についてまとめてきました。
やはり企業である以上、契約社員から正社員になるのは難しいといえます。
企業によってはハードルの高い試験が用意されている場合もあります。
契約社員から正社員になるのはどうしても判断は企業側の方に委ねられてしまいますので今の自分自身の裁量と今後の人生の設計図とを照らし合わせて考えていく必要があるでしょう。