「調理師免許を独学で1発合格するための勉強方法が知りたいなぁ・・・。」
飲食店で実務経験を2年以上積んだ方の多くは調理師試験に独学で挑む事になりますよね。
こんにちは。たぬきちです。
僕は寿司屋で2年間実務経験を積み、わずか2週間の独学で調理師試験に合格しました。
今回は調理師試験に1発合格した僕がズルい勉強方法をお伝えします。
この記事を読むと調理師免許取得にグンと近づきます。不合格で2度、3度受験となると費用や時間もかかってしまうので是非1発で合格を勝ち取りましょう!!
調理師免許の独学前に知っておくべきこと

調理師免許の独学を始める方の中には過去問から着手する方もいれば参考書を1冊購入して知識の定着から進める方もいることでしょう。
しかし、勉強に着手する前に知っておくべきことが2点あります。
・調理師試験の概要把握
・問題集の厳選
詳しく説明していきます。
調理師試験の概要把握
調理師免許を独学で勉強する前に試験の出題形式・出題内容について確認しておきましょう。
受験日程:6月〜11月の間で年1回(都道府県別・試験日程が違えば併願可能)
試験科目:①調理理論 ②食品衛生学 ③公衆衛生学 ④栄養学 ⑤食品学 ⑥食文化概論
試験形式:4択式のマークシート方式
合格基準:各科目0点がないこと。全ての科目で6割以上を得点する
上記をまとめると
・6種類の試験科目で4択のマークシート
・合格ボーダーラインは6割(0点科目があれば不合格)
ということが分かります。つまり、
・問題数が少ない科目は0点を取らないように勉強する
・4択式のマーク方式なので答えを1字1句丸暗記する必要がなく、選択肢を見たときに回答を導き出せればOK
・合格ボーダーは6割なので満点を目指さなくても良い
ということが言えますよね。
例え6科目あっても、満点を目指さなくても良いし、丸暗記をする必要がありません。
6割で合格できることを頭に入れておけば勉強に対するハードルがグッと下がるはずです。
勉強着手前に調理師試験の概要把握することで勉強のハードルがかなり下がったと思いませんか?^^
問題集の厳選
調理師試験の勉強を行う際、問題集を何冊も購入する方がいらっしゃいますが結論から言うと問題集は1冊に厳選すべきです。
なぜなら色々な問題集に着手すると自分の得意科目を勉強する癖がついてしまう為です。
0点を取らない為に各科目満遍なく勉強する為にはしっかりと1冊の問題集をこなした方が効果的なのです。
ちなみに僕が実際に2週間で合格した際に使用した問題集はユーキャンの速習レッスンです。
ユーキャンの速習レッスンを選んだ理由は書店で見た時の図解説明の理解のしやすさに一目惚れです(笑)
活字の文章を読む参考書に比べて図解説明が多いユーキャンの速習レッスンは勉強に対するハードルをグッと低くしてくれました^^
調理師免許を1発で取得する独学勉強法

僕が2週間で調理師免許に合格した独学勉強法について詳しく説明します。
準備するものは「調理師試験過去問3年分」と「ユーキャン調理師速習レッスン」の2点とあなたの頑張る気持ちです!
勉強手順は下記です。
①勉強時間の逆算と目標設定
②反復勉強法
順番に解説していきます。
勉強時間の逆算
試験当日までの目標は14日間でユーキャンの速習演習3周+過去問3年分を3周行うことです。
過去問・ユーキャンの速習演習を3周しておけば試験当日も初めて見る問題はほぼないですし例え見たことがない問題が出題されても捨て問題だと思えばOKです。
さらに、1周目は時間がかかり勉強への抵抗値が高いですが3周もすると問題を解けていることが自信になります。
勉強の順番は初めに「ユーキャンの速習レッスン問題集」を行います。
理由は各科目の頻出度合いがわかること。そして図解説明を用いた基礎知識の定着が行えるため後の過去問を解きやすくするためです。
基礎知識の定着を先に行うと1回目の過去問へのハードルが下がりますし、他の年度の過去問の時間短縮にもなります。
僕が実際に実践した調理師免許試験までのスケジュール表は下記です。
1日目(1.5h) | ユーキャン速習レッスン「調理理論」 |
---|---|
2日目(1.5h) | ユーキャン速習レッスン「食品衛生学」 |
3日目(1.5h) | ユーキャン速習レッスン「公衆衛生学」 |
4日目(1h) | ユーキャン速習レッスン「栄養学」 |
5日目(1h) | ユーキャン速習レッスン「食品学」 |
6日目(土曜日)(1h) | ユーキャン速習レッスン「食文化概論」 |
7日目(日曜日)(3h) | ユーキャン速習レッスン間違い箇所+2周目+過去問最新分 |
8日目(1.5h) | 過去問昨年度分 |
9日目(1.5h) | 過去問一昨年度分 |
10日目(2h) | 過去問3年分の間違え箇所を解く |
11日目(1.5h) | 過去問最新分2周目 |
12日目(1.5h) | 過去問昨年度分2周目 |
13日目(土曜日)(1.5h) | 過去問一昨年度分2周 |
14日目(日曜日)(2.5h) | ユーキャン速習レッスン3周目、過去問3周目、苦手箇所 |
試験日 | 軽い問題演習 |
反復勉強法
前章で目標から逆算してスケジューリングはできたかと思います!
次は具体的にどのように勉強に取り組んでいくかという部分を詳しく説明していきます。
調理師免許試験に独学で挑む上で1番重要パートかつ合否を分けると言っても過言ではないのが反復勉強法です。
反復勉強法の具体例な取り組み方について説明します。
Q1.日本国憲法で「 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」と規定した条文として、正しいものを一つ選びなさい。
1. 第9条 2. 14条 3. 23条 4. 25条 正解:④
正直過去問1周目だと問題への抵抗がかなり大きく「わからん・・・」ってなりませんか?
でも心配ありません。
勉強方法は「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」と規定した条文→25条 という風に問題文と解答を関連づけ、文章を声に出して読み上げます。
そして
と感情を動かして解答を確認。
最初は1問にかける時間が2〜3分かかりますが慣れてくると15秒程度です。1周目がわからない問題も多く、時間がかかるのは仕方がないのでできなくて当然です。
しかし!!!この反復勉強法には注意点が1つあります。
問題に慣れて答えを覚えてしまうこと
先ほどのQ1の例で言うと
という答え方がNG。
なぜなら答えだけ覚えていると本試験で類似問題が出題されたときに対応できないからです。
さらに、調理師試験の勉強を独学で行う方に稀に見られるのがノートを使用し綺麗にまとめたり、1問あたりに時間をかけすぎることです。調理師試験に関しては非常に効率が悪い勉強法なので注意しておいてくださいね。
調理師免許独学者おすすめ本はたった2冊!

調理師免許を独学で行う上で大切なのは「過去問とユーキャンの速習レッスン問題集を1冊やり遂げること」だとお伝えしてきました。
これを踏まえ、調理師試験独学者におすすめの参考書をご紹介します。
ユーキャン速習レッスン問題集
真っ先におすすめするのが当記事でも取り上げている「ユーキャンの速習レッスン問題集」です。
僕が調理師試験の勉強をする際に一番お世話になった参考書でして、非常に勉強いとっつき易い参考書となっています。
超おすすめする理由は下記3点。
①一問一答形式で隙間時間で手軽に学習可能
②図解やイラストが多く勉強し易い
③科目別に頻出度がわかる
デメリットってあるのかな?・・・と思わせる一冊です(笑)
独学で勉強するなら1冊は必ず購入しておきたい問題集です
ユーキャン重要過去問+予想模試2回
2冊目にご紹介するのはユーキャン出版の「重要過去問+予想模試2回」の問題集です。
この問題集は調理師試験の過去問とユーキャン速習レッスンの問題集だけでは少し不安がある方におすすめです。
過去問と速習レッスンで問題慣れしてしまって自分の実力を試したい時や新しい参考書が欲しいと思った時に購入してみてはいかがでしょうか。
ユーキャンの速習レッスンと出版社が同じなので相性もばっちりです!
【番外】調理師読本
「調理師読本」は毎年出版されている有名な参考書としてネット上では高評価が多く、ベストセラーでランキング1位も獲得しています。
しかし!!活字が多く勉強にとっつきにくいのが大きなデメリット。
ぶっちゃけ調理師免許を取るために独学している方にはおすすめしません・・・(笑)
ではなぜ番外編として「調理師読本」をご紹介したのか。
理由は前者でご紹介したユーキャンの参考書は試験対策に特化した参考書に対して、調理師読本は今後調理師として料理の基礎知識を深く身につけられる参考書だからです。
調理師試験対策だけでなく調理師資格+αで勉強をしたい方におすすめの参考書です。
まとめ:調理師試験1発合格は勉強法にアリ!
独学で調理師試験に短時間で1発合格する為に
・「事前に知っておくべきこと」
・「勉強時間の逆算と反復勉強法」
について詳しく説明してきました。
調理師試験1発合格のために重要なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
・「調理師試験過去問」と「ユーキャン速習演習」の反復勉強
・反復勉強では答えを覚えず、問題と関連づけて解説を見る
・1問1問時間をかけずに広く浅く勉強する
上記の3つのポイントは調理師試験を短期間で1発合格するためには必要な知識なのででしっかりとおさえておいてくださいね^^
当記事が調理師を目指す方にとってお役に立てれば嬉しいです。
