「調理師免許って独学だと難しそう・・・」
「調理師免許を独学で合格するために効率の良い勉強方法はないかな?・・・」
飲食店や喫茶店で2年以上勤務したが独学で調理師免許を取得しようと考えている方が多いと思います。
僕も飲食店で働いていた経験があるのですが、シフト制のためなかなか勉強時間が取れないということってありますよね^^;
そんな中、僕はわずか2週間の勉強で調理師に合格しました。(下記参照)
そこで僕自身が飲食店に勤めながら独学で調理師免許を取得した勉強方法やおすすめの問題集、参考書をご紹介していきます!
・調理師免許を独学で勉強する前に受験資格の確認を
・調理師免許の試験内容や日程について
・調理師免許を独学で勉強する時は問題集を絞る
・調理師免許に受かるための独学勉強方法!
・調理師免許に受かるための1日の勉強時間は?
・調理師免許に受かるためのおすすめ問題集と参考書
・調理師免許のメリットは?
この記事を読むと調理師に短期間で効率よく一発合格する勉強方法やおすすめの問題集がわかります。その他気になる1日の勉強時間や調理師免許のメリットもまとめていますので是非ご覧ください^^
目次
調理師免許の独学勉強前に受験資格の確認を

当然のことですが調理師免許を独学で勉強する前に受験資格を満たしていないといけません。
調理師免許を取得するためには下記の受験資格を満たしている必要があります。
・2年以上飲食店で実務経験を積み、調理師試験に合格する
・各都道府県指定の調理師学校を卒業する
各都道府県指定の調理師学校を卒業した場合は調理師免許を自動的に取得することができます。学習期間は各養成学校によっても様々ですが1〜2年程度です。
また、2年以上の飲食店や製造職の実務経験でも「調理師法施行規則第4条」に明記されている必要があります。
・飲食店の営業(旅館やカフェなど)
・惣菜関係の製造職
・魚介類販売業
・学校や病院などの製造業(1回20食以上、または1日50食以上調理している施設が対象)
いづれも原則週4日以上、1日6時間以上の勤務経験が必要です。
調理師免許の試験内容や日程について

調理師免許を独学で勉強する前に試験内容や日程について確認し、
試験内容は6科目でマークシート方式となっていることを押さえておきましょう!
受験日程:6月〜11月の間で年1回(都道府県によって異なる)
試験科目:①調理理論 ②食品衛生学 ③公衆衛生学 ④栄養学 ⑤食品学 ⑥食文化概論
試験形式:4択式のマークシート方式
合格基準:各科目0点がないこと。全ての科目で6割以上を得点する
【備考】各都道府県で調理師試験が行われているので開催日程が違えばかけもち受験が可能。
調理師免許を独学勉強する時は問題集を絞る

調理師免許を独学で勉強する時には下記の2つの教材を徹底的にやり込みます。
・「ユーキャンの速習レッスン問題集」(後ほど詳しく説明します)
・「調理師試験過去問」
なぜこの2つをこなす必要があるかと言うと調理師免許を2週間で受かるためには出題される問題形式に慣れる必要があるからです。
問題形式に慣れるのに最適なのは過去問が1番です。
ユーキャンの速習問題集を選んだ理由は問題を繰り返し解いて実力をつけることに加えて、イラスト付きの分かりやすい解説が各科目に書かれているからです。独学の勉強のしやすさには是非おすすめしたい一冊です。
また、教材を絞る理由として色々な調理師免許の参考書や問題集を買うと得意科目ばかりやってしまったり、「結局試験までに一冊もできていない!」といった不安になってしまうからです。
調理師免許に合格するための独学勉強方法

僕がたった2週間で調理師免許に合格した独学勉強法について詳しく説明します。
結論から申し上げますと最も大切なポイントは
調理師試験の過去問とおすすめの参考書を浅く広く何度も繰り返し解く
です。
調理師試験は苦手科目を作ってしまうと基準点に届かず不合格になってしまいます。
なので
「1つ1つ覚えないといけない・・・」
「試験科目が多いから出題割合の多い科目を重点的に勉強しよう」
と考えながら独学で勉強していると非常に効率が悪いので注意が必要です。
次に調理師試験の過去問とおすすめの参考書を浅く広く繰り返し解く手順を具体的に説明していきます。
Q1.日本国憲法で「 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」と規定した条文として、正しいものを一つ選びなさい。
1. 第9条 2. 14条 3. 23条 4. 25条
この場合、正解は④の25条です。
勉強方法は「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」と規定した条文→25条 というキーワードを意識して
「へぇ〜知らなかった!」「なるほど!」など感情をのせ、解答を確認して次の問題に進みます。
最初は1問あたりにかける時間が2〜3分かかりますが慣れてくると1分もかかりません。
こうした勉強方法を繰り返し行っていると1周目より2周目。2周目より3周目とどんどん過去問や問題集を解くスピードが加速していきます。
最終的に設問を読んでパッと答えが分かれば実力がついている証拠です。一問一答形式なので4~5周もすれば1問15秒程度で解けるようになるでしょう。
1周目が1番わからない問題も多く、時間がかかるのでそれを超えるまでが1番大変です。
調理師の過去問は過去問ナビへどうぞ。
調理師免許に受かるための1日の勉強時間は?

では調理師免許に受かるための1日の勉強時間についてみていきましょう!
一般的には1ヶ月〜3ヶ月程度の勉強が必要と言われています。
僕は2週間の独学勉強方法で調理師試験に合格したので
「1日の勉強時間はかなり多かったんじゃない?」
「2週間で合格できたのは頭が良かったからだよね?」
「結局1日あたりの勉強時間どれだけ必要なの?」
と疑問に思われる方も多いかと思います。
繰り返しになりますが僕は飲食店に勤務していて労働時間も長かったので1日あたりの勉強時間は多くは取れませんでした。
(独学に費やした勉強時間の内訳:仕事の隙間時間+休憩時間+通勤時間+帰宅してから=2〜2時間半)
2週間という短い期間で合格するためには隙間時間や休憩時間、通勤時間も有効活用していきましょう。
それでは1日の勉強時間とスケジュールをご紹介していきます。
まずはユーキャンの「ユーキャンの速習レッスン問題集」からとりかかります。
理由は各科目の頻出度合いがわかり、図解説明を用いた基礎知識の定着が行えるからです。
基礎知識の定着を先に行うことで次にとりかかる過去問への時間短縮に繋がり、効率よくアウトプットができます。
1日目 | ユーキャン速習レッスン「調理理論」 |
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2日目 | ユーキャン速習レッスン「食品衛生学」 |
3日目 | ユーキャン速習レッスン「公衆衛生学」 |
4日目 | ユーキャン速習レッスン「栄養学」 |
5日目 | ユーキャン速習レッスン「食品学」 |
6日目(土曜日) | ユーキャン速習レッスン「食文化概論」 |
7日目(日曜日) | ユーキャン速習レッスン間違い箇所+2周目+過去問最新分 |
8日目 | 過去問昨年度分 |
9日目 | 過去問一昨年度分 |
10日目 | 7日目〜9日目の過去問3年分の間違え箇所を解く |
11日目 | 過去問最新分2周目 |
12日目 | 過去問昨年度分2周目 |
13日目(土曜日) | 過去問一昨年度分2周目 |
14日目(日曜日) | ユーキャン速習レッスン3周目、過去問3周目、苦手箇所 |
試験日 | 軽く問題演習する |
ざっくり言うとユーキャンの速習演習3周+過去問3年分を3周する流れです。
2週間という短い期間ですので初学習を考慮して前半1週間と7日目(1日休みの日)により時間をかけます。
様々な意見などがあるかと思いますが僕はこの方法で一発合格を致しました^^
また、独学の勉強を行うにあたり、ポイントを以下にまとめてありますので合わせてご一読ください。
・1周目から間違えた箇所や自信を持って回答できない場所はチェックしておく
・2周目や3周目は問題に慣れてしまうため、答えを覚えないことがポイントでなぜその答えになるのかをしっかりと理解しておく。(本試験にて類似問題が出題された時に対応できないため)
・短期間で繰り返し一問一答の問題を解くためかなりの集中力が必要。(テレビ、スマホなどは使用しない)
・この独学勉強で合格できるか不安な方は2週間より早めに勉強に手をつけて一昨年前の過去問を解く時間を確保したり、基礎知識の勉強を行いたい方は後述する調理師読本を読む。
2週間で確かに合格はできたものの、勉強中はすごい集中力を使ったと思います。
「時間がない!効率よく独学の勉強法で合格したい!」
と思う方にはおすすめの勉強方法です。
逆にもっと試験に余裕をもって合格したい方や問題演習を積みたい方は・・・1ヶ月〜3ヶ月前から勉強することをおすすめします。
調理師免許に受かるためのおすすめ問題集

よくある【調理師免許に合格するための問題集、参考書ランキング10選!】
ということは言いませんw
あまりにおすすめの参考書や問題集がありすぎると色々気になってしまいますし、1冊やり切れずに中途半端になってしまいますので・・・。
僕が書店で読んでみて、使ってみて良かった3冊に絞ってご紹介します。
僕が調理師免許の受験勉強をする時に一番お世話になった「ユーキャンの速習レッスン問題集」です。デメリットってあるのかな?と思わせる一冊です。超おすすめです!その理由は3つあります。①問題形式が一問一答なので10分でも隙間時間で手軽に学習できる。②図解やイラストが多く勉強しやすい!③科目別に頻出度がわかる独学で勉強するなら1冊は必ず購入しておきたい問題集です。
同じくユーキャン出版の「重要過去問+予想模試2回」の問題集です。この問題集は調理師過去問とユーキャン速習レッスンの問題集だけでは少し不安がある方におすすめです。過去問と速習レッスンで問題慣れしてしまって新しい参考書が欲しいと思った時に購入してみてはいかがでしょうか。ユーキャンの速修レッスンとは出版社が同じなので相性もばっちりです!
「調理師読本」は毎年出版もされていて有名な参考書ですね。ネット上では高評価が多く、ベストセラーでランキング1位も獲得しています。個人的なデメリットはなんせ文字が多いです・・・^^;小説や新聞など読み慣れている人にはなんら抵抗がないかと思いますが・・・。僕は苦手でした・・・w ただメリットはしっかりと料理知識を身につけられるというところにあると書店で読んで感じたのでおすすめとして挙げさせていただきました^^
調理師免許を所持しているとメリットがある?

読者の方の中には
「調理師免許のメリットは開業ができることだよね?」
と思っている方もいるのではないでしょうか。
僕も調理師免許=開業するための資格という認識でした。
ですが、調理師免許を持っていても開業はできません。
開業をするためには「食品衛生責任者」が必須です。
食品衛生責任者に関する詳しい記事は下記が参考になります
調理師のメリットは料理人として料理知識があることを証明できることです。
まとめ
調理師試験を受験する予定の方に向けて調理師免許の独学勉強方法とおすすめ参考書についてまとめました。
まずは調理師免許の受験資格や試験内容を理解した上で独学で勉強していきましょう。
調理師免許の独学勉強で大切なことなのでもう一度おさらいしておきますね。
・調理師試験の過去問とユーキャン速習演習を3周する
・間違えた場所は本試験で対応できるように理解して解答できるようにする
・苦手科目を作らないために広く浅く勉強する
上記3点は独学で勉強する際に大切なポイントになりますのでしっかりとおさえておいてくださいね^^
