「自分に合った仕事の選び方がわからない」
就職活動中の学生や第二新卒の転職活動生はよく悩むことが多いのではないでしょうか。
仕事をするなら誰しもが給与や待遇が良く、ワークライフバランンスも充実し、人間関係の良い職場に就職したいと考えていることでしょう。
しかし、現実はそう甘くはなくパーフェクトな職場を探すのは困難だと言えますよね。
そこで当記事では20代の頃に僕が仕事の選び方がわからなかったときに役に立った自分の価値観に焦点を当て、仕事選びの優先順位の決め方についてご紹介していきたいと思います。
この記事を読むと仕事の選び方がわからず悩んでいる方が今後の仕事を長く続けていく上で役に立つ考え方が身に付きます。
目次
仕事の選び方がわからないとき「価値観」に焦点を
仕事の選び方がわからないときには自分が大切にしている価値観に焦点を当てることがポイントです。
なぜなら自分の価値観に焦点を当てることは仕事を行う上での充実度に繋がります。
どういうことか具体例をあげると
仕事選びをする上で
・「何よりもまず給与が低いと話にならない!」
という価値観をもっている方は
どんな仕事でも。どんなに労働時間が長くても。自分の許容できる給与は貰えているから仕事をしている。給与が少なすぎてプライベートで自分の好きなことができないのは嫌だと考えている方も多いはずです。
一人一人価値観は違います。自分の価値観について今一度見直してみましょう。
仕事選びで悩むことが多い6つの項目

就職・転職活動を行っている方の中で特に仕事選びで悩むことが多い項目を6つ下記にまとめました。
・給与 ・人間関係
・やりがい ・自分の将来性
・職種 ・ワークライフバランス
各項目について解説していきます。
給与
今後も生活をしていく上で欠かせないのが「お金」です。
自分自身の生活を豊かにするため給与が良い会社に就職したいと考えている方も多いのではありませんか?
仕事選びで給与を重視場合、残業代は全額支給なのか。みなし労働時間で割に合わない可能性はないか。など求人に掲載されている事項を必ず確認しておきましょう。
求人の総支給額を見て仕事を選ぶと後悔する可能性が高くなりますので注意が必要です。
人間関係
企業に勤めてこれから長い期間仕事をする上で人間関係は避けては通れません。
求人情報には
「弊社の強みは人間関係。社風の良さ!」
などと掲載されていることが多いです。
しかし、実際のところ人間関係に関しては自分が入社してみないとわからないのが実情です。
会社説明会や見学会、採用担当者の人柄などを1つの目安として人間関係を重視したい方はミスマッチが起こらないようにリサーチしておきましょう。
やりがい
・「仕事をやっていて楽しい!」
・「仕事を続けていると社会貢献ができている達成感がある!」
上記のように仕事に対して使命感やワクワクを感じる人は仕事選びにおいてやりがいを重視することが多いでしょう。
また、やりがいは就職先に勤務して年数が経過してからも感じることがあります。
他の部署に配属になって新しい仕事でやりがいを感じたり、自分が退屈だと感じていた仕事の中に楽しみをみつけられたりすることもあります。
一時的な感情だけでなく気持ちの変化でやりがいを感じることもあるので視野を広げておきましょう!
将来性
大学を卒業して22歳。定年が70歳に引き伸ばされると仮定すると仕事をしていく期間は約50年と非常に長期間となります。
長期的に先を見据えて考えている人は自分の将来性について悩む方も多いのではないでしょうか。
例えば
・役職をもらって人一倍良い給与をもらう!
・高度な専門的技術を学んで頼られる教育者になりたい!
・会社で自分にしかできない仕事を学び、必要とされる存在になりたい!
など自分の将来像について思いがあるはずです。
今や大企業でも倒産する可能性は十分にあります。ですので
自分の将来性真剣に考えて大企業を選ぶ。
という考え方ではなく
社会的需要がこの先見込まれる企業にスポットライトを当てましょう。
例えば医療や介護。高齢化が進む中でこの先需要がしばらくなくならないと考えられますよね。
職種
6つの基本項目の中では職種について悩む方は比較的少ないのではないかと思います。
仕事選びにおいて職種で悩むとすれば
・未経験の職種にチャレンジしてみたい
・今の職業の需要の不安
・向き不向き
上記のような理由が考えられます。
僕自身も転職回数が多く、経験した職種は管理職や接客業、営業などバラバラです。
個人的な意見として職種は一貫性を持たせた方が良いと考えています。
例えば
・営業歴5年そこそこできて接客業10年経験がある人
・営業職15年の大ベテランの人
比較してみたらどうでしょう。後者の営業職15年の大ベテランはより社会でも活躍できそうな感じがしますよね。僕がいうのも説得力が欠けますが・・・(笑)
ワークライフバランス
時間が1番大切。自分の時間を大切にしていきたい。と考えている方はワークライフバランスを1番重視するのではないでしょうか。
残業や休日労働、緊急性の高い呼び出しなどが職種によっても様々です。
僕自身の経験則なので1意見として
・「人」が相手の仕事だと比較的残業になりやすい傾向
・「機械」が相手だと比較的定時に帰りやすい傾向
があると感じています。
さらに
・人が相手の場合は休みの時間も電話が鳴ることがある。
・機械が相手の場合は突発的なトラブルが起こることがある。
というように感じています。
どちらも一長一短がありますが仕事選びでワークライフバランスの重視をしているかたは一度参考にしてみてください。
仕事の選び方がわからないときは点数づけしてみよう!

「仕事を選ぶ上で大切なのは価値観だと分かったけれど・・・。6つの項目どれも大切にしていきたい・・・。」
と考えている方は仕事を選ぶ上で優先順位の点数づけをすると良いでしょう。
仕事の選び方で優先順位の点数づけのポイントは3つです。
・優先順位の点数づけ10点満点で行います。
・他の企業と比較して点数をつける
・各項目の合計点数を出す
下記表は僕自身が転職で仕事を選ぶ時につけた優先順位の一例です。参考にしてみてください。
給与 | 人間関係 | やりがい | 将来性 | 職種 | ワークライフバランス | 合計点数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
転職先A社 | 4 | 7 | 9 | 7 | 9 | 8 | 44 |
転職先B社 | 6 | 7 | 7 | 7 | 5 | 5 | 37 |
転職先C社 | 8 | 5 | 5 | 6 | 4 | 6 | 34 |
転職先D社 | 9 | 6 | 5 | 8 | 7 | 3 | 38 |
上記の場合、理論上最も就職して高い満足度が得られるのは転職先Aでその次が転職先Dです。
また、合計点数が僅差の場合は再度2つの企業について比較します。
そのとき「やっぱり就職先Aだ!間違いない!」と自信をもって言えればOK。
逆に迷ってしまった場合はなぜ迷ったのかを深掘りして考え直すことがポイントです。
企業と自分の価値観との点数づけはあくまで目安です。参考程度のものとして考えておきましょう。
仕事の選び方で後悔する2つの典型的パターン

仕事の選び方で後悔する典型的な2つのパターンがあります。
・両親や同僚の紹介で仕事を選ぶ
・内定の欲しさに仕事を選ぶ
順番に見ていきましょう。
両親や同僚等の紹介で仕事を選ぶ
自分が仕事に対する価値観をしっかり持っていて就職したい職種も決まっている。
でも両親から反対されてしまうことがある。
若しくは自分が望んでいない仕事を同僚が勧めてくる。
どちらも自分の意志で仕事を選んでいない場合が該当します。
仕事を続けているとふとした時に
自分はなぜ今の仕事をしているんだろう?
両親に言われたからいやいや仕事をやっている・・・。
と後悔してしまう可能性が高いので注意しておきましょう。
内定の欲しさに仕事を選ぶ
就職・転職活動をしている方だと1つの企業に絞って選考を進めることは比較的少ないと思います。
7〜8社同時に書類選考を行い、面接へと進み内定をもらうケースが多いでしょう。
自分が選考を受けた企業の中で志望度が低い企業の内定を獲得したとしましょう。
内定をもらえたからいいや。と考えるのはかなり危険です。
僕自身も大学卒業当初、内定がなかなか貰えなかった学生だったので就職が決まった時の嬉しさのあまり自分の価値観を大事にしていない部分があったんです。
後に後悔に繋がりました。こんなはずじゃなかった。もっと企業研究を行い自己分析をしていたらよかったなと。
企業から内定をいただくことは嬉しいことですが仕事を選ぶ上で後悔することも多いので今一度立ち止まって考えることも大切ですよ。
まとめ:仕事の選び方は自分が納得するまで

仕事を選ぶときは「価値観を大切にする」ことがポイントだとお伝えしてきました。
仕事の選び方で迷ったら優先順位をつけて点数として算出してもOKです。
ただし優先順位の点数づけは目安となるので注意しておいてくださいね。
今後、長期間仕事を頑張っていく上で仕事の選び方は非常に重要です。
自分がしっかりと納得するまで悩みまくってください。むしろ大きな決断なので悩んで当然です。
仕事選びに自分がしっかりと納得ができたら自信を持って前に進むことで後悔を最小限にすることができますよ。
当記事があなたの仕事選びの一助になれば幸いです。

