「仕事で手を抜く方法やコツを知りたい。」
仕事をしていると手を抜きたくなることもありますよね。
仕事で手を抜くことは良いイメージがありませんが実は仕事で手を抜くのはメリットが9つもあるんです!
その理由は僕が仕事の経験上、手を抜いて良かったと思った場面が何度も出てきたからです。
・仕事で手を抜くメリット
・仕事で手を抜くベストな時間
・仕事で手を抜く方法やコツ
・仕事で手を抜くことへの考え方
目次
仕事で手を抜くメリット9選

仕事で手を抜くことは悪いことなのでしょうか。
全社員が120%で働いているときや重要度が高い仕事をしているときに手を抜くのは当然ですが悪いことでしょう。周りが全力で頑張っているのに手を抜くのは腹が立ちますよね。
しかし、普段の日常的な仕事で手を抜くことで得られるメリットはたくさんあります。
仕事で手を抜くと得られる9つのメリットをご紹介していきます!
プレッシャーと仕事のミスが減る
仕事を100%の力で行なっていると常に時間内に仕事を終わらせなければいけないとプレッシャーを感じてしまいます。
「仕事で過度のプレッシャーを感じて焦ってミスをした・・・。」
仕事をしていて一度は経験した方がいると思います。
僕もその一人でした。常に全力で仕事を行なっているといざ上司から仕事を頼まれたときに尋常ではないプレッシャーが押し寄せます。
そんなとき100%の力ではなく80%で手を抜いて仕事をしているとプレッシャーを感じにくくなります。理由は身体が常に緊張状態ではなく心に余裕ができるからですね。
仕事で手を抜くとプレッシャーが軽減さえてミスが減ることにも繋がります。
ミスが減ると仕事のやり直しをせずにすみますし、嫌な気持ちになることもなくなります。
仕事にメリハリをつけることができる
”仕事の手を抜くとき”と”仕事の手を抜かないとき”と2つの状態を作ることで仕事にメリハリをつけることができます。
仕事にメリハリをつけることができれば、仕事の手を抜いていないときに最高の仕事パフォーマンスを出すことができます。
常に100%の力で仕事をしている場合と仕事の手を抜くときは80%、手を抜かないときは120%とメリハリをつける場合とでは仕事結果が大きく変わってきます。
というのも120%の力で仕事をこなせば100%の力で行う仕事が”少し楽に感じる”んですよね。
120%の力を出したときはとても大変ですが100%の力で行う仕事が楽になるので時間や気持ちに余裕がもてるようになります。
仕事へのこだわりすぎを防げる
上司から仕事を頼まれました。
あなたならどんなところに気を付けますか?
・お菓子が崩れていないか
・梱包の個数は正確か
・包み方が間違っていないか
・梱包した箱が潰れていないか
など。仕事でこだわらないといけない部分がでてきますよね。このような場合、自分が大切にしている仕事へのこだわりすぎを捨てなければならない場合があります。
例えば梱包した箱が潰れていないか確認するのに、入念に20分確認する人と10分で確認する人と個人差が生まれます。
ですので、仕事でこだわりを持ちすぎているところは手抜きをする。その分の時間を他の仕事に充てて業務を効率化する方向にしていきましょう。
仕事を他の人に振る
上司がよく使う仕事の手抜き方法が仕事を他の人に振ることです。
上司と部下との関係は従属関係にありますからよほど仕事が詰まっていない限り従う方が多いですよね。
また、仕事を他の人に振ることは「役割分担ができる」という意味でもメリットとなります。
手抜きで新しい発見がある
手を抜いたときに意外と新しい発見があることがあります。
例えばマニュアル通りに仕事をしていたとしましょう。
順番通りにこなすのですが、どうしても時間がなくて1つ順番を飛ばしてしまった。
結果的に手を抜いたから仕事が早く終わった。
こんな場合があるんですよね。
そうです。マニュアルに仕事のムダがあったことに気づけたのです。
手を抜くことで仕事の視点をいつもと変えられることがありますのでメリットの1つといえます。
目の前だけの仕事に時間を取られない
目の前の仕事に時間を取られ過ぎていると後の仕事への着手が遅くなります。
すると「時間内に仕事が終わらせることができなかった・・・。」という結果に繋がります。
目の前だけの仕事に時間を取られ過ぎていたため仕事をうまくこなせなかったんですね。
例えば
目の前の仕事:60分
その後の仕事:30分
の合計90分必要
でも残り就業時間は80分で残業ができない状態。
就業時間をオーバーする10分をどうカバーするかですよね。
目の前の仕事の優先順位が高い場合は60分かけてもいいですが優先度が低い場合は後の仕事から着手することになります。
現実的に10分足りないのでどこかで手を抜く必要がありますよね。
ただし、その10分仕事の手抜きをすると今後大きな問題につながる場合は絶対に手抜きしないでくださいね。
ですので仕事内容に応じ時間が足りないことを一度上司に相談することが大切です。
仕事の効率化の記事は下記記事も参考にしてみてください。

仕事に余裕ができる
仕事で手を抜くと自分の仕事に余裕ができます。
悪く言うと時間に余裕をもつためにわざと手を抜くおくという考え方です。
自分の仕事量を減らす手抜きというよりは仕事の所要時間を多めに確保しておくという考え方です。
この考え方はいざというときにとても役に立ちますので是非読んでいただきたい項目です。
まずは1日の仕事を分割して考えます。
・Aの仕事:4時間(4時間20分確保しておく)
・Bの仕事:1時間(1時間10分確保しておく)
・Cの仕事:2時間(2時間15分確保しておく)
上記のように合計7時間の仕事のうち+45分余裕を持っておきます。(職種によってはできない場合もありますので一例です。)
するとAとBの仕事の途中で上司から仕事を頼まれたとしても余裕を持って対応できますし、Cの仕事が終わってからトラブルが起こったとしても時間に余裕を持っているので落ち着いて対応することができます。
要は「仕事の手抜きをして何かあったときのためにわざと時間を残しておく」と言う使い方ですね。
新しい仕事を回されない
仕事で手を抜くと新しい仕事を回されないと言うメリットがあります。
つまり本当は自分に気持ちと時間の余裕があるのに上司に余裕があることを隠しておくような感じです。
かなり悪いですね(笑)
でもこの考え方は自分を守るために重要でもあるんですよ。
実際に僕の職場でも上司から新しい仕事を大量に回されているとパンクしてしまっている社員も多いですし「この部下は余裕があるな」と思われてしまうとどんどん仕事を頼まれます。
自分の能力向上の観点から上司からの新しい仕事をどんどんこなすことは良いことですが自分がパンクしないために守備に回ることも大切です。
プライベートでも余力ができる
今までご紹介した考え方と少し違いますが仕事で手を抜くとプライベートでも気持ちに余裕ができます。
仕事を100%の力でやって仕事が終わり、帰宅したら疲れ過ぎてソファーで爆睡。
なんて経験をした方も多いでしょう。
頻繁に仕事の手抜きをすすめるわけではありませんがプライベートも充実させるためには手抜きもたまには必要なんだなと知っていただければと思います。
仕事で手を抜くのはどんな時がべスト?

仕事で手を抜くメリットをご紹介してきましたが日々の仕事の中でどのタイミングで手を抜くことが良いのでしょうか。
2つの場合をご紹介します。
仕事量に余裕ができたとき
仕事量が多すぎるときに手を抜くと周りから当然やる気がない人に見られます。
・「また○○社員は手を抜いてるなあ」
・「周りの社員は頑張っているのにモラルに欠ける」
このように社内の人に思われてしまうと社内評価が下がってしまいます。
ですので自分と職場の人の双方に余裕ができたときに手を抜くのがベストなタイミングだと言えますね。
少し余った隙間時間
仕事の区切りがついてひと段落したら少し時間が余ることがありますよね。
こんなとき仕事の手を抜く時間にあてることができます。
ただし、注意点が1点必要です。
仕事をしているフリをすること
就業時間内なので何もせずボーッとして手を抜くのではなく作業をしながら手を抜きましょう。
仕事で手を抜くための3つの具体的方法

仕事で手を抜くということは裏を返せば仕事時間を強制的に減らすと言うことです。
では仕事時間を強制的に減らすためにはどうすればいいのでしょうか?
手を抜く時間と手を抜かない時間を分ける
まずは1日の中で自分が行う仕事を時間単位でリストにまとめてみましょう。
僕の飲食店での経験の一例をご紹介します。
時間 | 仕事内容 |
---|---|
9:00〜11:00 | 食材の仕込み |
11:00〜13:00 | 飲食店で接客と商品提供 |
13:00〜16:00 | 各従業員の休憩回し・食材の仕込み |
16:00〜17:00 | 夜のピークに向けて準備 |
17:00〜20:00 | 飲食店で接客と商品提供 |
20:00〜22:00 | 後半の休憩回し・片付け作業はじめ |
22:00〜23:00 | 閉店・後片付け |
ざっとこんな感じです。
赤色で色分けした部分はお客様にご迷惑をかけてしまわないよ常に100%の力で仕事をし、逆に青色のところは仕事をしつつも緊張感を少し緩めつつ80%の力で仕事をしていました。
当然赤色の部分で手を抜いて接客に支障が出ると大きな問題につながります。ですので忙しくない時間帯をベースに手を抜く時間を考えます。
勤務時間全て全力で行うといざ100%の力が必要な仕事でこけてしまいますので仕事にメリハリをつけましょう。
締め切りに余裕をもつ
例えば上司から資料作成の納期(締め切り)が11/24日としましょう。
その場合、少なくとも1日前には終わらせます。
すると1日分のスケジュールに余裕ができます。
1日分資料作成を早く頑張ったから1日分浮いた時間手抜き時間にしたり別の仕事にあてたりするという考え方です。
スケジュールに余裕をもつことでトラブルがあったときにもすぐに対応できる点や別の仕事を済ませることもできますのでメリットも大きいと言えます。
下記のスケジュールに余裕を持つためのポイントを押さえておいてください。
・仕事の納期を聞かれたら1〜2日程度余裕をもって回答する
期限ギリギリの納期を設定してしまうと手抜き時間を作ることができないのであらかじめ余裕を持ってスケジュールを組みましょう。
逆にスケジュールに余裕を持ち過ぎると上司から
と言われる場合もありますので注意が必要です。
スピード重視の仕事で手抜き
仕事でも念入りにチェックしなければいけない仕事やスピードが求められる仕事がありますよね。職種によって様々です。
例えば
仕事の中でも電気の工事や高所の作業など安全を重視する仕事は確認や再確認などを行なって時間がかかってしまうので大きな問題が発生する可能性が高いので手抜きが難しいです。
それに対して提出期限が明日に迫った資料の作成などは手抜きができます。
どの企業でも仕事もスピードが要求され、生産性を上げるのは同じです。
ですが手抜きできる仕事と手抜きできない仕事を分けることはうまく仕事をこなしていくうえで1つのポイントとなります
仕事を雑にやれと言うのでは無く、多くの仕事の中でスピード重視の仕事はポイントを的確にとらえたうえで手抜きすることが大切です。
仕事で手を抜くための4つのコツ

仕事で手を抜く方法を学べたと思います。
しかし、「なかなかうまく仕事で手を抜けない・・・。」「仕事で手を抜いているとすぐにバレる。」という方に向けて4つのコツをお伝えします。
冷静で真面目な姿勢を保つ
いざ手を抜いて仕事をしているときに話しかけられると
「ギクっ・・・」
ってなりますよね(笑)
なので仕事している態度は常に冷静で真面目に取り組んでいる姿勢を心がけておきましょう。
仕事しているフリをする
仕事サボり常習犯の方は仕事のフリがとても上手いです(笑)
ですがなかなか仕事をしているフリが上手くできない方もいるでしょう。
そこで仕事をしているフリをする方法ですが
「自分が日々行っている業務の見直し」や「周囲の人が知らない自分の仕事」をすることで
仕事をしているフリができます。
理由を考えておく
仕事をで手を抜いているとひょっとしたら周囲の人から思われてバレる可能性があります。
仕事の手を抜いているときは理由を考えておくことで回避することができます。
手を抜いていると相手側が思ったら「今何の仕事しているの?」という質問をされる可能性が高いです。
ですので「今は自分が日々行っている事務仕事の見直しです。」と一言で添えて応答しましょう。
言葉につまったり、理由と付け加え過ぎると手を抜いていると相手の心の中で思われてしまうので注意が必要です。
完璧主義を捨てる
丁寧で慎重な方ほど完璧主義があり、自分が行った仕事に対して何度も手を加えて手直しすることがあります。
完璧主義は完成度のものを作る上でとても良いことですが時間がかかってしまうのはデメリットの1つです。
仕事が大量にあり、埋もれている時は完璧主義を捨ててある程度ざっくりと終わらせるために手抜きするのは大事なことです。
日頃から完璧主義者の方は仕事の量や時間を考慮した上で手抜きしてみても良いでしょう。
仕事で手抜きすることに罪悪感がある方へ

「仕事で手を抜く方法やコツはわかったけれどどうしても罪悪感が残る・・・。」
そんなときには考え方を”手抜きする”という考え方では無く”すこし落ち着いて仕事をする”というように変えてみましょう。
手抜きと言うとどうしてもマイナス要素が強くサボっているように感じてしまいますので仕事をゆっくりと丁寧にやる方向性だと罪悪感は残りにくくなりますよね。
まとめ:仕事で手を抜くのは状況によってアリ!
いかがでしたか。
仕事で手を抜いたときのメリット・方法・コツについてみてきました。
一見、仕事で手を抜くことはサボりでマイナスなイメージが強いですが状況によっては手を抜くことも大切です。
日頃からずっと仕事の手抜きをするのは好ましくありません。自分の成長を妨げますし、上司からの評価も得られなくなるからです。
仕事の手抜きをするときには一度仕事の状況を考えてから行うようにしましょう。
あなたの職場がより生産性向上につながれば嬉しいです。

