「俺の時代は仕事を教えてもらえないのが当たり前だった。」
「仕事は見て覚えるもの。自分から仕事を取るのが当たり前。」
仕事中に上司からこう言われた経験はありませんか?
こんにちは。たぬきちです。
冒頭で述べた2つの発言は僕が以前接客業で職人さんと仕事をしていた時に言われた発言です。
言われたときは「いやいや、もうちょっと丁寧に教えてくださいよ・・・。」と心の中で叫んでいました。
同じ思いをされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
当時なぜ職人さんが仕事について教えてもらえないのは当たり前だと発言していたのか。
今となって「そういうことだったのか!」と納得するようになりました。
この記事では「仕事を教えてもらえないのは当たり前」と言われた時の考え方についてお伝えしていきます。
「見放された・・・。」「教えてくれない上司が悪い」と決めつけずに1つずつ読んで「そういうことだったのか!」と気持ちを少し楽にしていただければ嬉しいです。
なぜ「仕事を教えてもらえないのは当たり前」と言うのか
上司が「仕事を教えてもらえないのは当たり前」と言う6つの理由まとめました。
上司が仕事を教えてもらっていない
上司自身が新人だった頃に仕事を教えてもらえず、「仕事は見て盗め。自分から仕事を取るのが当たり前。」と言われていた場合です。
上司が苦労したから新人にも同じように発言しているんですね。
例え、上司自信が仕事を教えてもらっていなくても新人にそのまま伝えるのはどうかと思いますけどね・・・( ̄▽ ̄;)
教えてもらってから「できた!」と達成感を得てどんどん仕事を覚えていく新人も居ると思うので「仕事を教えてもらっていないから当たり前」という己を貫いた考え方は間違いでもありますね。
自分で考え抜く力をつけて欲しいから
仕事を教えてもらうより自分で考えて考えて2時間、3時間をかけて仕事をこなせたときってすごい自分で考え抜く力がついたときです。
僕も料理人として働いていた時は
「こうやって魚捌いたほうが早くね?」
「デザート作るのこうしたら誰よりも早いな。」
料理人では”速さ”が求められるので教えてもらえないことに関しては自分なりに考えて考えて試行錯誤していました。
これはほんの一例ですが他の仕事でも同じことが言えます。
ものすごく労力と時間はかかりますが自分で考え抜く力がつくと素晴らしい経験ができることは間違いないですね^^
仕事が忙しいから
上司の仕事が忙しいと当然仕事の質問を投げかけても教えてくれません。
緊急性がない質問の場合は一度時間をあけましょう。
緊急性のある場合は緊急性があることを先に伝えることでスピーディーに質問に答えてくれます。
また、上司が忙しいかどうかあまり分からない場合は
「◯○部長、今少しお時間よろしいですか?」とひとこと声をかけることが望ましいですね。
新人を育てる気がないから
新人を育てる気がない上司って最悪ですよね。
今までずーっと新人を育てる気がなくて退職に追い込んでいる可能性も出てきます。
育てる気がないのであれば「なぜ採用したのかな?」と思ってしまいます。
人員不足で仕方なく採用したのかどうかはわかりませんが・・・。
他の先輩に仕事を教えてもらったり人事担当者に相談することをおすすめします。
上司が教え方を知らないから
・新人教育の担当をしたことがない場合
・新人が何の仕事をしているのか上司が詳しく知らない場合
このような場合は仕事を教えたくても”教えられない状態”なので
「仕事を教えてもらえないのは当たり前」と理由をこじつける場合があります。
新人の質問に対して答えられないから仕事を観察するだけですね。
この場合、仕事を教えてもらえなくても気にしなくてOKです。
ただし、そのままだと時間の無駄遣いになってしまうので自分で調べたり考えたりすることは忘れないでくださいね。
根性をみているから
新人の場合だと打たれ強さがなく、すぐに落ち込んでしまったり、仕事を辞めてしまったりすることがあります。
これから一緒に仕事をしていく上で、
・打たれ強さがあるかどうか
・困難とぶつかっても乗り越えられるか
ということを確認するために「仕事を教えてもらえないのは当たり前」と言っています。
この場合、落ち込む気持ちも分かりますが
「今の仕事はすぐには辞めない。やったるわ!」
くらいの気持ちでメンタルを立て直しましょう。


「仕事を教えてもらえないのは当たり前」と言わせない方法とは?

「仕事を教えてもらえないのは当たり前」と言わせない方法があれば実践したいですよね。結論から言うと「上司よりも仕事ができるようになる」ことです。
上司よりも仕事ができるようになれば「おっ、今年の新人は仕事を教えていないのによく知っている。勉強している」という印象づけができます。
経験は上司の方が長けているので難しいところですが知識面では十分に勝負できます。
参考書を買って勉強したり、
すると上司側に「かなり勉強しているから教えてあげよう」という気持ちが芽生えます。
もし、自分がしっかり努力をしているにもかかわらず「仕事を教えてもらうのは当たり前」と言われたら仕事を教えてもらう人を変えましょう。
何度も同じことを言われるようであれば時間の無駄遣いになってしまいますからね。
普段の仕事についていけないと感じている方は下記記事も参考にどうぞ。
https://tanukichiblog.com/come-on-job/
【注意】こんな時は仕事を教えてもらえないのは当たり前

「仕事を教えてもらえないのが当たり前」だと聞くと教えてあげない立場の方が悪いように感じますよね。
ですが、仕事を教えてもらう側にも問題がある可能性があります。
仕事への熱意がない
普段からダラダラ仕事をしたり、上司が真面目に仕事を教えているのにメモを取らずにうわの空で話を聞いていたり。
仕事への熱意が感じられないと
「この新入社員は成長するのか?」
「この新入社員は不真面目だな」
という印象を与えてしまいます。
上司も仕事への熱意が感じられない新人には真面目に仕事を教えることはしないでしょう。
いま一度、自分自身の仕事への熱意を見直しましょう。
仕事を教えてもらうのが当たり前だと思っている
・「係長!事務仕事のエクセルのセルの結合方法が分かりません。教えてもらってもいいですか?」
・「係長!エクセルの円グラフの作成方法がわかりません・・・。教えてもらってもいいですか?」
・「係長!エクセルの計算式の入れ方ってどうすれば良いですか?」
この場合、質問をしている本人は「わからないから教えてもらおう!」と考えている場合が多いです。
しかし、係長からすると
「エクセルのことばかりだし教えてもらうのが当たり前だと思ってるな・・・しかも質問回数多いし・・・」
こう感じてしまうのです。
なので対処方法としては
・エクセルがわからないのであれば一度書籍を買う
・エクセルの使い方をネットで調べてみる
自分で仕事を覚えようとすることが大切です。
本当に仕事で教えて欲しいことだけを質問するように改善していきましょう。
上司とのコミュニケーション不足
「めちゃめちゃ仲の良い部下」と「あまり普段から話さない部下」に
「先輩!仕事教えてください!」と同時に言われたらどんな対応をしますか?
先にめちゃめちゃ中の良い部下に教える人が多いのではないでしょうか。
上司と日頃からコミュニケーションを取っているかどうかで
”気に入られている度合い”も変わってきます。
部下を差別しない上司ばかりならいいのですが、好き嫌いが激しい上司だと
普段からのコミュニケーションをとっておくことは大切です。
上司の仕事が忙しすぎる
上司の仕事が忙しすぎるのに自分の仕事を教えてもらえないのは当たり前です。
上司が忙しい時は緊急性の高い仕事をしている可能性があるので、この場合は少し時間が経ってから仕事を教えてもらいましょう。
自分の仕事が忙しいときに質問されると集中力が途切れたり、邪魔になりますのでその場の空気をよんで行動することが大切です。
まとめ
いかがでしたか?「仕事を教えてもらえないのは当たり前」と言われたときの考え方について解説してきました。
・「仕事を教えてもらえない状態を自分が作っていないか」をまずは確認
・仕事を教えてもらって当たり前だと上司が発言する理由を考えてみて自分なりに改善できそうな場合があれば仕事に反映する
・仕事を教えてもらえない状態を作らない
この3つの流れで「仕事を教えてもらえないのは当たり前」という状況を打破しましょう。
自分で仕事の進め方についてもう一度考え直してみること。とても重要なことです。
この記事を読んでいただいた新人の方がより一層社内で活躍できることを楽しみにしています^^
