「無駄な残業をしている上司がいるな〜・・・。マジで給与泥棒・・・。」
「無駄な残業をする部下だなぁ・・・もっと早く仕事を終わらせられないかな。」
無駄な残業をする人にこういった気持ちを抱いた経験はありませんか?
こんにちは。たぬきちです。
本記事の目的は無駄な残業を減らして会社のコストを減らすことです。
無駄な残業する人が居なくなれば会社への負担も減りますし、無駄な残業をしている人よりも給与が少なくてイライラすることがなくなります。
・無駄な残業は大きく分けて3種類
・無駄な残業をする人の特徴3選
・残業が前提の人に効果的な対処法
・仕事が遅い人が残業をなくすため大切な2つのこと
・無駄な残業をなくすための7つの対処法
無駄な残業は大きく分けて3種類

無駄な残業は大きく分けて
・ダラダラ残業
・カラ残業
・生活残業
の3つに分けられます。
それぞれの無駄な残業の特徴を見ていきましょう。
ダラダラ残業
ダラダラ残業とはその名の通りだらだらとしながら残業を行うことです。
社内で1番多い残業だと言われています。
ではどのような残業がダラダラ残業に該当するのでしょうか。
・インターネットで必要意外に調べ物をする
・タバコを吸いながら残業をする
・仕事とと無関係な雑談をする
このように残業をしているのにもかかわらず無駄な時間を過ごしている状態です。
カラ残業
カラ残業とは実際に残業を行なっていないのにも関わらず残業をしたことにすることです。
上司が見ていないからタイムカードを押して残業時間を不正に増やすような場合が該当します。
カラ残業は直接的な詐欺行為に当たるため、罰則が課せられる可能性が高いので決して行わない様にしておきましょう。
生活残業
生活残業とは社内従業員が所定内の給与だけでは足りず、生活ができないため意図的に残業を行うことです。
本来、生活ができないため、生活費を補うために行う残業ですので当たり前のように残業をするのではありません。
生活残業をする方もダラダラ残業になってしまうと社内から対策を講じられる可能性もありますので注意しておく必要があります。
無駄な残業をする人の特徴3選

雑談が多い人
残業時間だからといって雑談が多い人は無駄な残業をしている可能性が高いです。
残業時間だと定時で帰る人が退社し、事務所や作業場だと少人数になりますので雑談がしやすい雰囲気が生まれがちですよね。
中でも仲の良い同僚や先輩、後輩は雑談が多くなる傾向にあります。
雑談をするなというわけではありませんが残業時間でお給与をいただいていることをしっかりと認識しておくことが大切です。
部下や上司の付き添いをしている人
部下や上司の付き添いをしているのは無駄な残業をする人です。
部下や上司は今日中にやらなければいけないことがあるので残業をしています。
その側で付き添いをしている人って・・・(笑)めちゃめちゃ無駄な残業ですよね。
僕の経験談ですが
新入社員の頃は
「上司が仕事をしている時に先に帰るのはなぁ・・・気が引ける・・・」
と感じたことがあります。
ただ、残業をするとなると話は変わってきます。逆に上司に怒られる可能性の方が上がります(汗)
定時で退社する場合は速やかに帰る準備をしましょう。
自分が上司の場合で部下が残業をしているときに付き添うのも同様です。
緊急性がわかっていない人
「明日までに絶対に終わらせないといけない!!!」という残業以外は緊急性のない残業です。したがって無駄な残業に該当します。
緊急性のない仕事が溜まっているのであれば
平日5日に1日あたり30分づつ行う時間を取る。などと振り分けをして残業をなくすことができます。
緊急性のない残業を繰り返し行なっているとそれが当たり前になってきます。
どんどん積み重なれば無駄な残業になりますよね。
客先トラブルや緊急時の対応が必要である場合以外は本当に必要な残業かどうかをしっかり見極めていきましょう。
残業が前提の人に効果的な対処法

残業が前提で仕事をしている人って少なからず居ますよね。
自分は定時時間内にしっかり仕事を終わらせている。
なのに同じ内容の仕事をしている同僚が残業をして残業代を支給してもらっている。
少し腹が立ちますよね。
残業を前提で行っている人に効果的な方法は「賞与から減額する」ということです。
会社が無駄と判断した残業代の額を控除することを検討できます。
周囲も「この人は無駄残業が多いな」と認めた場合は意見をまとめて会社側に提出しましょう。
会社側が無駄な残業だと判断すれば賞与から控除される場合があります。
そうなれば他の社員ともバランスが取れるので不平不満は少なくなります。
仕事の遅い人が残業をなくすために大切な2つのこと

仕事の遅い人が残業をなくすためには大切なことが2つあります。
それは
「仕事全体の時間管理」と「仕事の効率化」です。それぞれ解説していきますね。
仕事全体の時間管理
仕事全体の時間管理は無駄な残業をしないためにとても大切です。
なぜなら仕事が遅い人は時間管理ができていないことが大半だからです。
ではどのように時間管理を行えば無駄な残業をなくせるのでしょうか。
まずは1日の仕事内容と1日の仕事時間を紙に書きます。次に各仕事にかかる時間を細分化します。
具体例を1つ挙げますね。
1日の仕事時間:8時間
1日の仕事内容とかかる時間の内訳:
朝礼・終礼 | 30分 |
---|---|
事務処理 | 60分 |
営業回り | 4時間 |
打ち合わせ | 1時間 |
報告資料まとめ | 1時間 |
細かければ細かいほど良いです。ここでポイントが1つあります。
1日の仕事時間が8時間の場合は仕事時間は7時間30分と余裕をもって考えておくこと。
そうすることで時間に余裕ができ、無駄な残業をすることがなくなります。
またもう1つのメリットは最悪の場合、営業周りで時間がかかった時に30分余裕を見ておくとかなり気持ちに余裕がもてます。(渋滞に巻き込まれたり交通機関の遅延も考えられますね。)
仕事全体を細分化して時間管理ができるようになれば無駄な残業をグッと減らすことができますよ。
仕事の効率化
仕事の効率化は企業内でも試行錯誤が多いですよね。
企業全体の仕事の効率化も当然大切なのですが、
仕事の遅い人が仕事の効率化をするためには
「今やってる仕事は最短何分で出来るのか?」
ということを考えることがポイントです。
例えば30枚の書類を分類して整理する仕事を最短10分で終わらせることができるとしましょう。
そのとき9分50秒目指すことにチャレンジします。
たった10秒?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが立派な仕事の効率化ができています。
仕事の効率化は小さな無駄を排除していくことです。
仕事が遅い人でも仕事に慣れてくれば少しずつ効率化はできてくるので無駄な残業をしないことを目標にしていきましょう!
無駄な残業をなくすための7つの対処法

無駄な残業をなくすためには自分自身のみならず会社全体で取り組むことが大切になってきます。
最初の3つは個人が無駄な残業をなくすために十分に取り組める対処法であり、残りの4つは会社全体で取り組んで無駄な残業をなくす対処法です。
本当に残業が必要かどうかを考える
「緊急性がある!今すぐやらないとダメ!」そういった残業ですか?
一度考え直してみてください。
明日以降時間をとればできる仕事であるのならば無駄な残業をせずに明日にしましょう。
仕事を当日に終わらせたい気持ちも分かりますが無駄な残業になります。
プライベートの予定をわざと作る
上司や部下とダラダラ残業に巻き込まれないために有効なのがちょっとしたプライベートの予定をわざと作ることです。
・「定時で帰って、子供と一緒に遊ばなきゃ!」
・「家に帰って漫画の続き見ないと!」
・「今日は宅配便がくるから早く帰りますね。」
・「歯が痛いから病院行きます。」
こうしたプライベートの予定をわざと作ると
「おつかれ〜」と先輩方は気さくに言ってくれることがあります。
そう言ってもらえれば無駄な残業を減らすことができますよね^^
ただし、緊急性の高い残業のは真摯に対応しましょう。
今後のあなたの評価や信頼性にも繋がります。
無駄残業なしを前提に仕事をする
「無駄な残業ができない」と自分の中で決めます。
すると1日の時間の使い方が変わりますよね。
残業ができると思いながら仕事をしているとどうしてもダラダラしてしまいます。
逆に無駄な残業ができないことが前提であれば定時時間内で必死に仕事を終わらせようと考えますよね。
残業を許可制にする
残業を上司の許可制にすることで従業員はなかなか申し出をしにくくなります。
なぜなら、その残業は急いでる?と突っ込まれる可能性が出てくるからです。
残業を許可制にするのは後述するノー残業デーや裁量労働制よりも意見があれば採用されやすいでしょう。
”会社が1番初めに取り組むべき無駄残業を減らす方法”と言えますね^^
ノー残業デーの導入する
会社でノー残業デーを導入するのも無駄な残業を減らすための対処法です。
僕の会社は導入していませんが・・・(笑)
例えば月に1度一斉に全社員は残業なしとかですね。
特に労働者側が残業が多いと感じているのであれば労働組合で導入を検討するものアリだと思います。
1人で導入することは難しいので労働組合で現在の会社の状況と照らし合わせて検討していきましょう。
裁量労働制を導入する
「生活残業をしている人」や「残業が前提の人」が無駄な残業を繰り返し行っている場合、会社側も困ります。
また、自分の仕事量と残業が前提の人が残業した分と仕事量が同じだったとしたら・・・腹が立ちますよね。
同じ仕事量なのに残業が前提の人が給与を多く支給されていることになります。
そんな時には会社で裁量労働制の導入を検討しましょう。
裁量労働制は一般的に労働時間と成果・業績が必ずしも連動しない職種に導入される場合が多いですが、労働者と使用者(会社側)とで締結することができます。
仕事をする人の裁量に合わせた賃金が支払われますので他の社員との公平性の差は縮まる可能性が高くなります。
みなし残業制度を検討する
みなし残業制度とは給与ベースが少し高く設定されている代わりに残業代も含まれているという制度です。
みなし残業制度が導入されていると働けば働くほど労働者はタダ働きが増えるわけですw
嫌でも残業したくなくなりますよねw
特に営業職や研究職などでは決められた残業時間内で仕事を終わらせることが難しいので導入されているケースがよくみられます。
みなし残業制度は無駄な残業を減らすのにとても効果的な対処法だと考えています。
まとめ
いかがでしたか?
・無駄な残業をする人の特徴と対処法
・仕事が遅い人が残業を減らす方法
・無駄な残業を減らすための方法
について学べたと思います。
大切なポイントは
自分1人で無駄な残業を減らす取り組みと会社側が無駄な残業を減らすための制度案を検討することです。
両者が同時に進むことで会社全体の残業時間を減らすことが可能になります。
ひとりひとりの意識で無駄な残業が減り、慌てることやイライラすることも少なくなります。
会社を良い方向へ導いて行けたら良いですね٩( ‘ω’ )و
