部下が次々と仕事を辞めたり、突然会社に来なくなったりすることってあると思います。
部下が辞めるのは上司の責任である可能性は90%を超えます。
この記事では部下が仕事を辞めるのは上司の責任である90%の理由とその例外、今後部下を退職させない為の解決策をまとめています。
・部下が辞めるのは上司の責任である2つの理由
・【例外】部下が辞めるのは上司の責任ではない場合
・【重要】部下が上司に見せる態度は建前。
・見逃すな!部下が退職しそうな前兆とは?
・部下が退職して手遅れにならないために
部下が辞めるのは上司の責任である2つ理由
部下が辞めるのは上司の責任であることが90%を超えることをお伝えしてきました。
上司の責任である主な2つの理由は下記です。
・人間関係
・教育方針
順番に見ていきましょう。
人間関係
部下の退職理由である60%は人間関係だというデータがあります。
人間関係とまとめていっても
・仕事がやりづらい
・性格の不一致で考え方が違う
・職場環境が悪く質問しづらい
など様々な理由があります。
ここで考えていただきたいのが
「上司であるあなただからこそ変えられる人間関係はあるのではないか?」
ということです。
これは上司にとどまらず会社側の問題でもあります。
職場環境が悪い場合は会社側の問題に該当します。
部下側から人間関係を改善することは難しいので人間関係で部下が辞めてしまった場合は上司の責任である1つの理由だと言えます。
教育方針
部下と親密に関わっていく中で教育方針は上司によって大きな違いでます。
部下が辞めてしまう教育方針の例を2つご紹介します。
・パワハラに近い教育
・仕事の教え方に難あり
新人教育をする上でパワハラに近い教育。
例えば、何度も2〜3回教えても同じミスを繰り返して新入社員を怒鳴りつけたり。
また、仕事の教え方が雑だったりする場合も考えられます。
新入社員や新しい仕事を覚える方にとっては手取り足取り丁寧に教えて欲しいものです。
上司である自分が仕事に慣れているからと自分のペースで教育をしてはいけません。
積み重なると部下は仕事を辞めたいと考え込んでしまいます。
教育方針について深く考えず、無能な上司になりたくないと考えている方は下記記事へどうぞ。
【例外】部下が辞めるのは上司の責任ではない場合
部下が辞めるのは上司の責任であることをお伝えしてきましたが上司の責任ではない場合も例外として考えられます。
その理由として以下の3つの理由が考えられます。
・他にやりたい仕事がある
・ライフワークバランスを充実させたい
・就職後のギャップ
順番に見ていきましょう。
他にやりたい仕事がある
新入社員や20代の頃は他にやりたい仕事が出てくることも珍しくありません。
特に転職回数が少ない方ほど他の企業の話を聞いていると目移りすることもあります。
他にやりたい仕事があるときは上司の責任ではなく退職は自己都合ですのでさほど気にする必要はないでしょう。
ライフワークバランスを充実させたい
業種によってはライフワークバランスをとることが難しい場合があります。
例えば飲食店と製造業では勤務時間に大きな差が出ます。
シフト制で夜遅くまで働く飲食店と定時で帰れる製造業ではライフワークバランスにも大きな違いが出てきます。
このような場合も上司の場合ではなく、部下の本心ですので退職に関して気にする必要はありません。
就職後のギャップ
新入社員に多いのが就職後のギャップです。
・企画提案の仕事に就いて商品開発をする予定が配属先が変わり営業になった。
・思った以上に人間関係が悪かった
就職後のギャップは会社の人間関係・職場関係にとどまらず業務内容も含まれます。
直接的な上司の原因ではありませんが今後人間関係を改善したり新しい仕事に就いてもらったりと対策をすることが可能な項目です。
【重要】部下が上司に見せる態度は建前。
部下が上司に見せる態度は建前です。
これは僕自身の経験からも言えますし、周囲の方の話を聞いていてもそう感じました。
例えば
はい!楽しいです。
クローズドクエッション(YesもしくはNoで答えられる問いかけ)で投げかけられる問いかけに対して楽しくないなんて言えるはずがないですよね。
100%ではありませんが部下が上司に見せる態度は建前である可能性が高いです。
本音を見逃していると部下が急に仕事に来なくなったり突然仕事を辞めることを申し出たりするのです。
部下が退職しそうな前兆を見逃すな!
上司目線で考えると部下が次々辞めるのはショックですよね。
これから貴重な人材育成をして会社を担う若手社員を育てていきたいと考えている上司も多いはずです。
そこで部下が辞めそうな前兆を下記にまとめましたので参考にしてみてください。
・仕事を楽しそうにしていない ・仕事に興味や関心がない
・仕事の不満ばかり口にしている
・職場の内の人から自分に部下の本音が回ってきた
部下にかかわらず本人しか本音はわからないのが現状です。
しかし、仕事だけでなくプライベートを通じて仲良くしたり日頃からの行動や態度に着目することで部下の気持ちが見えてくる部分もあるのです。
まとめ:部下の退職で手遅れにならないために
部下が仕事を辞めるのは上司の責任である場合と例外についてまとめてきました。
部下の退職が上司の責任であるならば、それを阻止するためには部下の気持ちを汲み取る他なりません。
会社は組織です。
上司の目線ですと今の若手社員にどんどん成長して活躍してもらい、会社を支える人材になって欲しいと願っているはずです。
部下が退職してしまっては手遅れです。
離職率が高い会社や上司自身も職場内の人間関係が悪いと感じる職場であれば一度部下に対しての対応や行動を見直してみてください。
1つの気づきや行動があなたの会社の一助になれば幸いです。
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