タイピング初心者で練習方法がわからず、いくら練習しても速くならない・・・。
最初はタイピングが上手くできなくてパソコンに苦手意識ができて悩んでしまいますよね。
タイピング歴は10年以上でタイピング技能検定1級を所持している僕がタイピング初心者の方に向けて今までのタイピングの練習方法をご紹介していきます。
この記事を読むとタイピング初心者が効率よくブラインドタッチを取得するための練習方法を学ぶことができます。
・タイピング初心者が上達しない2つの理由
・ホームポジションの重要性
・タイピング練習前に意識しておくべき2つのこと
・タイピング初心者が行うべき4つの練習手順
・【コラム】タイピング初心者の疑問
目次
タイピング初心者が上達しない2つの理由
タイピング初心者がいくら頑張っていても練習していてもタイピングが上達しないのは2つの決定的な理由があります。
それは
・キーボードを見ながらタイピングしている
・自己流でタイピングをしている
この2つです。順番に見ていきましょう。
キーボードを見ながらタイピングしている
タイピング初心者の方はキーボードを見ながらタイピング練習を行っている方が多いです。
具体的には
①画面に表示された日本語をみる
②キーボードを見る
③文字入力をする
といった練習方法です。
この場合、2つのデメリットがあります。キーボードを見ながら練習を行なっているのでタイピングをするときにキーボードを見る時間が無駄になり、どの指でどのキーを押すかが頭に入っていない状態です。
その結果、ブラインドタッチが身につきません。
キーボードの配列をわかったつもりになっているのでタイピング初心者によくある間違った練習方法ですので注意しておきましょう。
自己流でタイピングをしている
2つ目は自己流でタイピング練習をしていることです。
先に断っておきますが、自己流の方でタイピングが速い方もいらっしゃるのは事実です。
ですが、
自己流のタイピングで全然タイピングが速くならないと感じている方は注意が必要です。
僕もタッチタイピングができるようになる前は右手人差し指と左手人差し指の2本でタイピング練習を行なっていました。
人差し指2本でタイピングをしているときはキーを打つのに指を移動させる範囲が広かったのでミスタイプが多かったです。
ホームポジションの重要性

では、ブラインドタッチをする上でホームポジションが必ず適切なのでしょうか。
・ホームポジションの基本
・ホームポジションのメリット
・ホームポジションのデメリット
について詳しくみていきましょう。
ホームポジションの基本
左手の人差し指を”F”に置き、右手の人差し指を”J”に置きます。
そこから左右に沿って中指〜小指をおきます。
下記に画像を貼りましたので参考にしてみてください。

左小指 | 水色 |
---|---|
左薬指 | 緑色 |
左中指 | 黄緑色 |
左人差し指 | 黄色 |
右人差し指 | オレンジ色 |
右中指 | 赤色 |
右薬指 | ピンク色 |
右小指 | 紫色 |
ホームポジションのデメリット
ホームポジションのデメリットは2点あります。
・小指や薬指が使いづらい
・自己流よりも習得するまで時間がかかる
タイピングが自己流の方であればこ人差し指や中指を使うことがほとんどですよね。
ホームポジションは普段使わない小指や薬指を使うため、指が動かしにくいと感じたり、タッチタイピング取得に時間がかかってしまうのが大きなデメリットだと言えます。
ホームポジションのメリット
ではホームポジションでタイピングをするメリットはどうなのでしょうか。
・タイピングする時の指を動かす範囲の縮小と時間短縮
・ブラインドタッチした時の見栄えが綺麗
ホームポジションでタイピングするメリットは見栄えが綺麗。
そしてタイピングするときのキーからキーへの移動の時間が短縮されます。
タイピングするときのキーの移動距離が短くもなるのでミスタイプが減るのも大きなメリットだと言えますよね。
タイピング練習前に意識しておくべき2つのコト

タイピング練習する前には意識しておくべき2つのことがあります。
覚えるキーを最小限にする
ローマ字入力で使用頻度の高いキーは「a i u e o」です。
理由は「か行」以降でもずっと使うからです。
ベースとなるのは「あいうえお」ということを頭に入れておくと
「か行」「さ行」「た行」は
「か行」・・・k+「あ行」
「さ行」・・・s+「あ行」
「た行」・・・t+「あ行」・・・
といった感じになるので、覚える量が減りますよね!
めちゃめちゃ覚えるのが楽に感じませんか?(゚ω゚)
覚えるキーを減らす工夫は無理なくタイピング練習を行うことに繋がります。
キーボードを見ない
キーボードを見ないのはタイピング練習前に必ず意識しておきたい項目です。
最終的な目的はタイピングができるようになること。
つまり、手元を見ずに画面を見ながらタイピングを行うことですよね。
最初はタイピング初心者の方にはキーボードを見ないというのは考えられないかもしれませんが頑張って練習しているとほんの少しずつ成長が感じられるはずなんです。
タイピング初心者が行うべき4つの練習手順

タイピング初心者が効率よくブラインドタッチを習得するためにおすすめの練習方法をご紹介していきます。
僕がブラインドタッチをマスターするまでに行った練習方法を具体的に解説しているのでタイピング初心者の方でもこの手順を守ってしっかりと真面目に練習するとタイピングができるようになることをお約束します。
①ホームポジションを守る練習
タイピングが上達しない理由の1つでもお伝えしましたが自己流ではなくタイピング練習をするときはホームポジションをしっかり守りましょう。
決められた指でキーを打ち、打ち終わったらホームポジションに戻ります。
というのも決められた指で決められたキーをホームポジションを守って打つことで指を移動させる時間が大幅削減されるからです。
また、自己流でタイピングしている初心者の方やホームポジションになれておらず、キーボードの配列を覚えていない方は普段文字入力している速度よりもグッと遅くなりますがこらえましょう。
特に自己流の癖がついている人やタイピング練習初心者の方は自分の打ちやすい方法に戻りがちなので注意が必要です。
ホームポジションでタイピングができるようになると各指の動かす範囲も狭くなりスピードも上がりますし、ミスタイプも減ります。
長期的な視点で少しずつ練習に励んでいきましょう。
②”行”に絞ったタイピング練習
ローマ字打ちのタイピングでは約30のキーを覚えなくてはなりません。
ちょっと30も覚えられないよ・・・・。と思ってしまいますよね。
「どの指でどの場所に動かしたら正しくキーが打てるのか?」
ということをタイピング初心者はできません。
そこでタイピング練習が嫌にならないように「あ行」、「か行」など
初めは”行”を絞ったタイピング練習を行います。
最初はキーボードを見ながらホームポジションの決められた指で下記の”行”を打ってみてください。
あ行 | あ う え い あ お い う え う |
---|---|
か行 | か く け こ き か き く こ け |
さ行 | さ す せ そ し そ す さ せ し |
た行 | た ち て と つ ち と た て つ |
10分もあれば何回か繰り返し練習ができますよね。
タイピング初心者だと最初は指が動かし難かったり、キーボードの位置がわかりずらかったり・・・。そう感じた方もいらっしゃると思います。
ただ初心者だからといって不安になることはありません。誰もが最初はできなくて当然です。少しずつタイピング練習を積み重ねていきましょう。
③単語・短文練習
ある程度「あ行、か行・・・わ行」などが打てるようになってきたら単語や短文のタイピング練習を行なっていきます。
基礎練習から少し本格的になってきましたね!
単語や短文に多く触れてタイピング練習を行うことで
「あっ、またこの文字出てきた」と感じるようになります。
各行を練習してきた成果がここで発揮されます!
というのも単語や文章は今まで学んだ各行からランダムに出てくるわけですよね。
「しっかり各行が決められた指で打てていますか?」
といった確認テストのようなものです。
単語や文章の練習は無料のタイピングソフトを使って練習することをおすすめします。
メモ帳にコツコツ打つのは飽きてきてしまいますから、少しでも楽しくタイピング練習をしましょう。
タイピングソフトのおすすめは下記記事にて詳しく解説しています。

④反復練習
単語や短文が打ててきたら反復練習に移ります。
タイピング初心者の方が「反復練習」を行うコトで見込める効果は主に2つです。
・タイピングスピードアップ
・ミスタイプが減る
順番にみていきましょう。
タイピングのスピードUP
タイピングスピードがあがるのはイメージしやすいかと思います。
反復練習を繰り返していると段々と慣れてきて動かす指やキーが頭に定着してきて指が動くようになってきます。
スポーツでも同じことが言えますが初めてサッカーを始めた時はリフティングが出来ませんよね。リフティング練習を繰り返し行うことで、ある日できるようになり、そこからリフティングができるようになる感覚です^^
これが1つ目の反復練習の効果です。
ミスタイプが減る
「反復練習でミスタイプが減る?どういうこと?」と
思った方もいるのではないでしょうか。
具体的にわかりやすく説明しますね^^
例えば「ば行」がミスタイプが多いのはなぜ?と考えた時、
タイピング初心者の方は左手人差し指でBを押すときの距離感が掴めていない可能性が高く、隣のキーまで押してしまうからです。
そのとき、タイピング練習を反復していると「ば行」の反復練習を行うと距離感が掴めてくるんですね^^
これが2つめの反復練習の効果です。
【コラム】タイピングは数日で取得できる?
タイピング初心者の方はできるだけ期間をかけずにブラインドタッチを習得したいものですよね。
ですが、タイピング練習のWEBサイトを見ていると
「ブラインドタッチはたった1日〜3日の練習で習得できる!」
のような記事を見かけます。
本当に習得できるの?と思ってしまいますよね。
ぶっちゃけ僕は初心者の方がブラインドタッチを数日で習得するのはほぼ不可能だと思っています。
めちゃめちゃセンスありの天才さんだったら別ですが・・・。
その理由は「キーの覚える量」に加えて「どの指でどのキーを押すか」というのが体系的に身についてないのでスムーズにタッチタイピングができません。
2〜3日でタッチタイピングができるようになる方法があれば逆に教えてもらいたいくらいです。
【コラム】タイピングにキーボードの種類は関係する?
タイピングができる人は使っているキーボードが良いから。
と思うことはありませんか?
ぶっちゃけどのキーボードでもタイピングはできます。
ただし、タイピング練習しやすいキーボードも少なからず存在します。
キーボードとタイピングが出来るできないは関係ありませんが自分に合ったキーボードを使うことでタイピング練習のモチベーションアップにも繋がりますので効果的です。
僕も職場ではWindowsのノートパソコンを。自宅ではMacbookのノートパソコンとデスクトップパソコン長時間使用時には高級キーボード(リアルフォース)を使っています。
タイピングが出来るとキーボードにもこだわりが出てきます。押し心地のあるキーボードが良い人もいればノートパソコンのようにパチパチ打てるような感覚が好きな人もいます。
リアルフォースはタイピング初心者の頃からずっと愛用してきました。使用歴は10年を越えます(笑)
リアルフォースについての詳細は下記の記事で詳しく解説していますのでよければどうぞ。

タイピング初心者はモチベーションを大切に!

「1人で練習しているとどうしてもタイピングが成長しているかどうかが感じられない・・・。」
僕はタイピング初心者の頃によく考え込んでいました。
本当に上達しているのだろうか?自己流より速くなるのだろうか?・・・と正解か不正解かもわからない状態でした・・・。
もともと教えてもらう人が居なかったので練習は自分で試行錯誤する毎日でした。
そこでワンポイントアドバイスですがタイピング初心者の方はモチベーションを大切にしてほしいと思います。
僕も何度も挫折を味わいました。
もし、「もうずっとタイピングの練習してるけど全然上達しない・・・。1人でタイピング練習のモチベーションがあがらない・・・。」
といった方がいらっしゃれば下記リンクの「ココナラ」というサイトでブラインドタッチ取得の個人サポートも行っていますのでお気軽にご相談くださいね^^
まとめ:タイピングができると仕事の幅が広がる
タイピング初心者の方に向けてブラインドタッチの練習方法をご紹介しました。
タイピング初心者の方が間違えやすい練習方法や疑問点などについても学ぶことができたと思います^^
タイピング初心者の方は間違えた練習方法を行わず、正しい練習方法でモチベーションを維持しながら楽しく練習することが大切です。
タイピングができるようになると仕事の幅が広がります。
僕もタイピングができるようになってからはココナラの講師としてで数十件のご依頼をいただき、高評価をいただくことができています。
それ以外にもパソコン教室で働いたり、社内教育を行ったり。
インターネット上ではWEBライターや文字おこしという仕事もタイピングができるようになると有利になります。
タイピングができるようになると周りからも仕事ができる人だと思われるのも嬉しいですよね^^
正しい方法でコツコツとタイピング練習を頑張っていきましょう。


