タイピング練習をしていると手や腕などよく疲れてしまうことがありますよね。
無理に指や手首を使うと最悪の場合腱鞘炎になってしまい、仕事やタイピング練習ができなくなってしまいます。
当記事ではタイピング歴10年を超える僕がタイピングで疲れる方に向けて負担を軽減する方法についてお伝えしていきます。
タイピングで疲れやすい7つの部位
タイピングで疲れる原因は無駄な力の入れすぎや長時間の作業などにより引き起こされます。
あなたはタイピングをしていると下記のうちどの部位が疲れますか?
・左手 ・小指
・右手 ・手首
・腕 ・手 ・指
自分のよく疲れる部位を確認したところで疲れる原因と対策方法についてみていきましょう。
左手が疲れる原因と対策
タイピングにおいて左手の「A」と「E」は母音でよく使用されます。
右手よりも母音の数は1つ少ないですが左手の方が疲れやすいです。理由は日本語には受け身表現(〜られる、〜されるなど)が多用されたり、小指で動かしづらい母音の「A」の使用頻度が高いためです。
対策方法は1つ。小指に向かって手首を外側に軽く傾けてあげることです。
左手小指単体で個別に打とうとするとぎこちなくなってリラックスした状態で打つことができません。僕も器用ではないのでタイピング始めの頃は指がカチカチになっていました^^;
小指が疲れる原因と対策
小指や薬指はホームポジションでタイピングを行う方にとって非常に動かしづらい指です。
右手小指と左手小指に分けて対策方法を解説していきます。
右手の小指が疲れる原因と対策
右手の小指は使用頻度の低いキーや「p」が非常に打鍵しづらいため、疲れてしまいます。
対策方法は右手の小指のタイピング範囲を狭くする、右手小指を使用しないことです。
右手小指は左手小指と比べてもタイピングするキーの数が少ないので薬指で代用しても問題ありません。
左手の小指が疲れる原因と対策
左手小指は動かしづらい母音の「A」の使用頻度が高いため、右手よりも非常に疲れやすいです。
対策方法はタイピング時、小指に向かって手首を外側に軽く傾けてあげることです。
左手小指単体で個別に打とうとするとぎこちなくなってリラックスした状態で打つことができません。
右手が疲れる原因と対策
右手は「U」「I」「O」と母音が3つもあるため、必然的にタイピングする量が多いです。
「U」「I」「O」の母音の位置はすべて上段のキーとなり、ホームポジションよりも一段上にあるので細かな動きをすることが多いです。
対策方法はホームポジションとキーボード上段を行き来して指が軽く曲がった状態でタイピングできているか見直すことです。
指が伸びた状態だとキーボードまでの距離が遠いので少し手前に寄せるようにしましょう。
手首が疲れる2つの原因
手首が痛くなる原因は下記2つです。
・タイピング時に手首が浮いていて硬くなっている
・手首が折れ曲がり、負担がかかっている
手首を浮かしながらタイピングしていると肘だけで手首まで支えている状態なのでリラックスした状態でタイピングできず、指や関節にも大きな負担がかかってしまいます。
対策方法は下記3つです。
・デスクトップキーボードであれば机に軽く手首を置く
・ノートPCであればキーパッドに軽く手首を置く
・タイピング前に両手の手首をぐるぐる回してストレッチする。
2つ目の手首が折れ曲がり負担がかかるのはデスクトップ用キーボードを使用している場合です。
デスクトップ用キーボードはキーボードを所定の位置に置いた時、机との高さに差が生まれます。(机に手首を置いた状態でキーボードに手の関節や指が乗る状態)
すると手首が折れ曲がった状態になるので手の甲が張った状態になるのでかなり大きな負担になります。
僕も10年来、デスクではリアルフォースというキーボードを愛用していますが手首が折れ曲がり、日頃から負担になっていました。
対策方法は「パームレスト」と呼ばれるキーボードよりも手前に置くグッズが効果的です。手首が折れ曲がらず、負担軽減効果が見込めます。
腕が疲れる原因
タイピングで腕が疲れる原因はキーボードと腕の高さがあっていないためです。
腕がキーボードより高すぎても低すぎても腕から肩にかけて負担がかかってしまいます。
タイピング練習で疲れる場合
タイピング練習が疲れる原因はタイピングの姿勢が悪かったり、長時間の作業を行っていることが主な原因です。
姿勢が悪い状態でタイピングを続けていると腰や肩、首筋など筋肉が凝り固まってしまい思うように指が動かずタイピングができません。
そこで知っておいていただきたいのが「長時間タイピング練習をしていても疲れにくい姿勢を保つ」ことです。
ノートパソコンとデスクトップを使用した場合の2つに分けて順番に説明します。
デスクトップ使用時の疲れにくい姿勢
デスクトップ使用の疲れにくい姿勢のポイントは下記です。
・パソコン机:高さ65cm〜70cm程 お腹との距離は拳2,5個分程空ける
・ディスプレイ画面位置:目線より5~10度斜め下、距離は40cm程離す
・オフィスチェアー:深く腰かける
・キーボードは手を自然に前に出した位置
・肘は軽く曲がる程度(肩から肘は110度程)で脇は締めすぎない
ディスプレイ画面の位置が低すぎると首や肩に大きな負担がかかり、肩周りの筋肉が硬くなってしまいます。
ノートパソコン使用時の疲れにくい姿勢と対策
ノートパソコンはデスクトップと比較してキーボードとディスプレイが一体型なのでディスプレイと顔との距離が近くなりやすいため注意が必要です。
・ノートパソコンと顔の距離を50cm程離す
・骨盤を立てて座る
・肘は軽く曲がる程度(肩から肘は110度程)で脇は締めすぎない
ノートパソコンデスクトップとは異なり、フローリングに座りながら作業することもあるので猫背や座る場所にも注意しておきましょう。
タイピングで指が疲れる原因
タイピングで指が疲れる原因は下記です。
・指に力が入りすぎている
・指を伸ばしてタイピングしている
タイピング練習時は意識的に指を動かす必要があるため、どうしても指に力が入ってしまいます。そのため指への負担も大きくなるので疲れやすくなります。
また、指をピンと伸ばしてタイピングを行うと動かしづらいだけでなく無駄な力も入ってしまいます。
タイピングに慣れてきた場合は少し肩と指の力を抜くことで疲労が軽減されるので力が入っているなと感じた時は脱力することを心がけましょう。
タイピングで指を疲れにくくするグッズをご紹介!
僕がタイピング練習で指の負担軽減をするために使用していたグッズ2つ紹介します。
1つ目にご紹介する疲労軽減グッズはフィンガーグリップです。タイピング時にはキーボードを押す力が必要です。
タイピング練習後にフィンガーグリップで指を鍛えることで日頃タイピング練習が楽になります。
今回紹介するタイプのフィンガーグリップは圧力調整も可能で、安価。そして指にはめるタイプではないのでキーボードの隣に置いておくとすぐに使えるメリットがあります。
特に女性の方やお子様、指の筋力が弱いと感じている方におすすめしたいグッズです。
パソコンのキーボードは大きく分けてデスクトップ型とノートパソコン型の2種類があります。僕もかつてはWindows XPの時代に富士通純正のデスクトップ用キーボードを使用していました。
純正のキーボードはタイピング練習を日々繰り返し行なっていると時間が経つにつれてキーを押した時の重さが重いと感じるようになり、疲労につながります。
そこでおすすめするキーボードがリアルフォース30g。僕も愛用していますがタイピングした時の指への負担の少なさが尋常じゃありません。
「カチッ」ではなく「スコッ」ってタイピングできる一度使ったら他のキーボードを使えないくらいの感覚です!(°_°)・・・。
リアルフォースは大会優勝者タイピング女王miriさんも使用しているキーボードで書ききれないほどまだまだ魅力が沢山あります。(笑)
下記リンクで僕が愛用しているリアルフォースのメリット・デメリットについて解説しているので気になる方は是非参考にしてみてください。
https://tanukichiblog.com/keyboard-realforce/
まとめ:タイピングで疲れる前に対策を!
タイピング練習で疲れる原因と対策方法、グッズについて解説してきました。
人それぞれ打ち方の違い、手や体などの柔らかさも変わってくるので部位別に対策を実施することが得策です。
また、タイピング練習で指や手、肩への負担が大きくなるとパフォーマンス力の低下やモチベーションの低下につながってしまうので早い段階で疲労軽減する対策を行いましょう^^
この記事で読者の方のタイピング練習の疲労軽減につながれば幸いです。
タイピングの練習の記事も作成しているのお時間があれば下記リンクより是非立ち読みください(^-^)!